テラーノベル
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注意事項 ・グロ表現 ・ひらがな文
奏音視点
ずいぶん早い時間に目が覚めてしまった。昔からそうなんだ…眠りが浅く、疲れが明日にも続く。本当は眠いのに寝れないから起きるしかない。
黒酔 奏音
個室の扉を開けて背伸びをし、辺りを見渡した。…そういえば研究所に泊まっていたんだっけ。ここにいても暇だし研究室の探索にでも…
八雲 白湯
突然、男子トイレの出入り口から八雲研究長が現れた。少し慌てているように見える。
黒酔 奏音
八雲 白湯
彼は泣きながら僕にしがみついてきた。彼が言おうとしていることより彼の方が絶対怖い。そう思いつつ、彼の背中をさすった。数秒ほどさすっていると、彼は落ち着いたのか小声で礼を言った。
黒酔 奏音
八雲 白湯
篠さんが人狼に殺された。
八雲研究長に案内されるまま「彼女」がいる休憩室に案内された。…昨日まで親しく話していた彼女は新聞紙の上で横になり、顔や体は無残に噛み砕かれていた。血は止まっているようだけど、それにしたって痛々しい。
黒酔 奏音
八雲 白湯
彼はそう言って手紙を僕に手渡してきた。手紙は小さな子供が書いたような綺麗とは言えない字で書かれていた。筆跡を誤魔化すためではなさそうだけど。
「おいしかったよ。ひさしぶりのよるごはん でもすぐペッってしちゃったの。あのこきたないから でも、まかせて!このけんきゅうじょのひとはみんなたべるから! かくしごとはだめだもんね。おかあさんがいってたもん!」
黒酔 奏音
八雲 白湯
黒酔 奏音
漢字で書かれていないのは子供だから?でも、子供なんてこの研究所にいなかった。研究所はしっかり戸締まりだってしてるはずだから、外部犯の線は考えづらい。ここは人狼裁判研究所…それなら、本当に人狼が…?
…人狼は『満月の夜』、『誰かに憑いて』人を殺す。昨日の月は見ていなかった。でも、こうして皐月さんが死んでいるなら昨日は満月…
八雲 白湯
黒酔 奏音
黒酔 奏音
八雲 白湯
黒酔 奏音
黒酔 奏音
八雲 白湯
帝 七無
黒酔 奏音
八雲 白湯
電波が繋がりにくい…なるほど。そういう理由があったのか。
黒酔 奏音
八雲 白湯
黒酔 奏音
僕は休憩室を出て行き、全員を集めなければという一心で走り出した。
白湯視点
黒酔の足音が遠ざかったのを確認し、俺は息を吐いた。…正直バレるかと思った。スマホを確認されればすぐ気付かれるからな。
八雲 白湯
帝 七無
帝 七無
八雲 白湯
俺が言うと、彼は少しきょとんとしてからにこっと微笑んだ。
帝 七無
八雲 白湯
帝 七無
八雲 白湯
俺はケラケラと笑いながら、煙草に火を付けた。受動喫煙…まぁいいか。
八雲 白湯
俺はなるべく帝に煙がかからないよう、後ろを向いて息を吐いた。彼は黙り込んでいたが、やがて、口を開いた。
帝 七無
帝 七無
八雲 白湯
八雲 白湯
そう。俺は逃げられない。…でも、嘘をついて隠すことはできる。永遠に追いかけてくる罪を誤魔化して、隠して、墓場まで持って行く。俺はあの時そう決断したんだ。
黒酔 奏音
煙草をギリギリのところで隠し、灰皿に落とす。…またあとで吸うか。
八雲 白湯
杏音 礼紗
沙叶 美都
夜鐘 恋呼
レノ・マキスティア・ベル
八雲 白湯
八雲 白湯
コメント
3件
篠さぁぁぁぁぁん!!!!!! ガチでなぜ汚いのだ…(?) 八雲さん…信頼してたのに(((😇 隠し事ってなんだろう…🤔
推理?なにそれ?美味しいの?状態の主です🫠