病室のノックから、数日後…
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
現実を見るので精一杯のわたしの運命の奇跡は巡りめぐる
事故で入院して動けないわたしを気づかってZmさんは 毎日お見舞いに来てくれるのだ。
それもとびきりのサプライズを用意して
コンコン
わたし
Zm氏
わあ…綺麗!
バスケットいっぱいのオレンジや黄色の花たち
お洒落な庭園の一画を丸ごと持ってきたような華々しさに思わず わたしは言葉を失った。
その花束に負けないくらいの笑顔が輝いている。
Zm氏
わたし
わたし
毎日仕事帰りに面会時間ギリギリまで粘って明るい話をしてくれる 彼に心配かけまいと言ったつもりだったんだけど…
満開の花がしおれて見えるくらいZmさんは落ち込んで 目に見えてしょぼくれてみせた。
Zm氏
わたし
わたし
Zm氏
Zm氏
わたし
ご機嫌を直してくれたZmさんはウキウキと花バスケットから スイートピーを一本だけ引き抜いて花瓶に挿してくれた。
Zm氏
いい香り…それほど馴染みのある花じゃなかったけれど、 傷が痛むときや不安になる夜、スイートピーの優しい香りに 何度も助けられることがあって好きになった。
Zm氏
わたし
たった今まで無邪気にニコニコ笑っていたZmさんが おもむろにわたしの寝てるベッドの端に額を寄せて しゃがみ、ハアアと特大ため息をついた。
わたし
Zm氏
Zm氏
わたし
Zm氏
Zm氏
わたし
Zm氏
ああ…何も知らない食害被害者が増えていく…
わたしが早く回復しないと
Zm氏
わたし
頑張ってください、みんなの胃袋…。
おわり
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