悠輔
おーい、そろそろ起きな。
慶太
ん、んん〜......
悠輔
おはよう
慶太
うん、おはよう
悠輔
今日も元気?
慶太
ああ、元気だ
悠輔
よかった。朝ごはんは?
慶太
ううん、いらない
悠輔
だよね。テレビつけとくね
慶太
助かる。ありがとう
悠輔
ううん、じゃあ僕は行ってくるから
慶太
ああ。行ってらっしゃい
悠輔
行ってきます。
悠輔
(慶太くんは、大丈夫かな...)
そう思い、家の監視カメラのアプリを起動させる
悠輔
(うん、いつも通りだ)
悠輔
(今日も早めに帰らないとな...)
そんなことを考えていると、始業時間になり、大人しく携帯をポケットにしまった。
悠輔
ただいま、慶太くん
家に着いたのは午後6時頃
いつも通りの時間だが、慶太の声が返ってこない。
悠輔
あれ、眠っているのかな...?
そう思い、悠輔は寝室へと足を運んだ。
悠輔
慶太くん、ただいま
慶太
.........
耳元で声をかけても返事がない。
悠輔
......また失敗か
悠輔
さっきまでいつも通りだったのにな
そう言い捨てると、悠輔は慶太の死体を手馴れた手つきで捨てに行った。







