TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

何度

一覧ページ

「何度」のメインビジュアル

何度

10 - 暗い世界

♥

31

2022年05月19日

シェアするシェアする
報告する

先生!詩は落ち着きましたか?!

医師

はい。今は疲れて眠っています。

黒尾鉄朗

そうですか、、、

小爪研磨

病室には入れるんですか?

医師

でも今からもう一度、手術します。

どこか悪いんですか?!

医師

いえ、、、右目がまた見えやすいように。完全に見えるわけではないんですが、見えないより、ちょっとでも見えればいいかなと思いまして。

お願いします、、、!

詩は手術することになった。

灰羽リエーフ

詩さん、大丈夫すかね、、、

夜久衛輔

詩なら大丈夫だよ。

黒尾鉄朗

、、、俺が1番、詩のことを信じてないかもな、、、

小爪研磨

どうして?

黒尾鉄朗

詩を幸せにしたい。けど何をすればいいかわからない。今だって詩が死んだらどうしようってずっと考えてる。

小爪研磨

詩をそれだけ大事にしてる証拠だよ。信じてあげることも大事だけどね。クロが信じたいことはなんなの?

黒尾鉄朗

!!、、、詩が戻ってきてくれること。

小爪研磨

しっかり詩さんの事信じてるじゃん。詩さんなら大丈夫だよ。

夜久衛輔

研磨の言う通りだな。

灰羽リエーフ

なんか俺、難しくてわかんなかった!けどなんか研磨さんがいい事言ってるのはわかりました!

海信行

リエーフには難しかったかもね。

何分も経った。

俺は、俺の心が弱いことに気づいた。詩がこの場にいたら、そんなことを口に出して詩に慰めてもらっていたかもしれない。

黒尾鉄朗

弱いなボソッ

夜久衛輔

なんか言ったか?

黒尾鉄朗

いや、なんも。

医師

皆さん、手術が終わりました。

先生!詩の目は!

医師

少し見えると思います。今から起こして検査します。お母様ついてきてください。

はい、、、。皆はここで待っててね。すぐに戻るから、、、

音駒

はい、、、

西月詩

お母さん、、、!

詩!見える?!大丈夫なの?!

西月詩

大丈夫だよ、、、!

医師

検査しますね。

私の右目は少し暗い世界だった。

ああ、、、よかった、、、!

西月詩

、、、ねぇ黒尾たちは?

病室の廊下にいるわよ、、、!早く会いに行きましょう、、、!

行きたくないな

 そう思った。前世の記憶が戻ってきて、気持ち悪いって捨てられそうで。中一の頃それが原因でいじめられた。

怖い。

行こう。

黒尾鉄朗

詩っ!

西月詩

黒尾、、、

黒尾鉄朗

よかった、、、無事で、、、

黒尾鉄朗

もう落ち着いたか?大丈夫か?

詩は泣き出した。

西月詩

あのね、、、話したいことがあるの、、、

黒尾鉄朗

おう。

それっきり詩は黙ってばかりだった。

黒尾鉄朗

ゆっくりでいいから、俺に話してくれないか?

西月詩

うん、、、

西月詩

あのね、私、前世の記憶があるの、、、。ごめん。気持ち悪いよね。黒尾が別れたいんだったら別れよ。

 記憶があることを話した時、 手術が成功した時、 私の世界は

暗い世界

loading

この作品はいかがでしたか?

31

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚