迷いの森

私はすみれ。
私の父は陸。
ある日、私は迷いの森の噂を
聞くんだけど、迷いの森では
様々な人たちが恐ろしい体験を
して、帰ってくる。
だけど、そのいみ迷いの森に
向かった半分以上の人たちが
帰ってこないらしい。
レスキュー隊も向かうけど、捜索は
困難を極め、救出が難しいらしい。

私の父は迷いの森に昨日から
私の友人の若子を探索して連れ戻しに迷いの森に入っている。
父の心配があるけど、大切な友人の
若子の存在が気になる。
無事に帰ってくることを心から心配して祈ってます。

私も父には悪いけど、迷いの森へ
向かうことにしてる。
父の跡を追って、迷いの森へ入り込んだ。
昔から父は冒険家で私はそんな父と
冒険したことがある。
大した冒険じゃないけど、その頃から父の木々に刻んでいる矢印の印を
記憶に覚えている。
だいぶ歩いただろう、父の矢印の印を辿ってる、だけど、父の姿は見えない。
今日はここでキャンプする。

しばらく、急ぎ足で歩いていると
比較的に父の新しい矢印の印が目
に入る、もう少し急ごう。
すると、先程、すみれの父の陸が
見た、屍に鴉が群がるのを見て、
あまりの気持ち悪さに少し目眩が
して、すぐにその場を離れた、しばらく、歩くと父のキャンプのテントを発見した。
父はテントから出てくると何ですみれがこんな場所にいるんだ。
気の優しい父が少し怒っていた。
だから、私の大切な友人と父さんの
為に頑張って此処まできたの。

私は大切な友人の若子の名を呼びかけて、父さん元までやってきたが、
これ以上進めないなら、若子はどうなるのか、もしかしたら死んでしまったのか、私は涙が自然と溢れて流れ出していた。
父さん、あと二日だけ、この場所で
若子を待とう、ここでキャンプしましょう。
後二日、若子をこの場所から捜索してから駄目なら迷いの森を出ましょう。
ごめんなさい、若子、涙を流しながら謝った。

あれは、？
若子のリボンを狐がくわえて、
こちらを見ている、狐の目をよく見ると両目が赤い。
何か伝えたいように感じた。
狐は濃厚な霧の中を入ってゆくので、跡を追いかけた、濃厚な霧に入ると何故か狐の跡を追う場所だけ、視界がはっきりとして見える。
３０分ぐらい歩いただろうか、土地のひらけた場所に出た。
そこは光が差し込む不思議な場所で
小川も沢山、流れていた。
そして、沢山の花が咲いている。
この場所の中央に何と！若子が眠っているではないか。
私は若子を起こそうと必死になって呼びかけた。

嗚呼、
すみれ、
来てくれたんだね。
本当にありがとう。
私、迷いの森に入り込んで、
意識を失ったら、此処にいたんだ。

本当に心配したんだよ〜！
若子に抱きつく。
さあ、早く帰りましょう。

待って、帰る前に狐の陽炎に
花を添えて帰るから、狐の陽炎は
私をここまで運んだ後、二日後に
死んでしまったからお墓を建ててあげて、埋葬してあげたんだよ。

狐って、陽炎？
さっき狐がいたよね、
確か、若子のリボンをくわえて、
私を若子の元まで案内してくれたんだよ。

そうなの、若子は涙を少し零して、
きっと死んだ狐の陽炎の魂が私を
助けてくれたんだわ。
本当にありがとう、陽炎。
すみれ、本当にありがとう。
涙が溢れ出た。

こうして、迷いの森での若子を無事に救出、出来て新聞にも記載されてニュースでも話題になった。
今でも若子は一番の親友だ。

すみれ、本当にありがとう。
これからもよろしくね。
追伸、すみれと若子は生涯、親友の
ままでした。