この作品はいかがでしたか?
247
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2年前だった。
あのクソ男、道枝駿佑が好きになったのは。
たまたま友達に連れてこられて、
サッカーを見学しに行った時。
一生懸命取り組む駿介に惚れた。
ゆうか
ゆうか
ゆうか
中学生ながら、
初恋だった。
隣に居た友達は、
駿介じゃなく、
隣に居たイケメンの、
…恭平?
って人が好きだった。
私が駿介に恋した事を報告すれば、
"あぁ、そう、なんだ"
と言って、
"頑張れ"
と、言ってくれた。
その表情の意味を、
初恋に夢中だった私には全く分からなかった。
数日後。
毎日のように友達とサッカー部を見学していると、
いつもはすぐ部屋に戻る駿介が
こっちに近寄ってきて。
どうせ私以外の女の子に声をかけるんだろう…
そう思った直前、
"そこのポニーテールの女の子さ"
と、私の腕を引いた。
道枝駿佑
道枝駿佑
誰にも聞こえない、甘い声で。
そう囁いてきたのは
その頃の私にとって毒すぎて。
…ドキドキする青春で。
私は無意識に、
"うん"と、頷いた。
そこから始まった。
ゆうか
ゆうか
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
キス相手から彼女へ。
嬉しみが膨らむ一方で
沢山妄想したりした。
…でもその時間は無駄で。
ゆうか
道枝駿佑
道枝駿佑
ゆうか
妄想が壊れたのは、
初恋が壊れたのは
軽く触れたくらい簡単で。
あまりに冷たく言い放った駿介の顔は、
もう、私に興味無くした顔で。
あの頃のキラキラした顔とは
全然違った。
ゆうか
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
ゆうか
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
一気に突き付けれた現実。
それでもまだ、
駿介の事が好き。
…そう思っていた。
ゆうか
いつもサッカー部に一緒に言っている友達に話した。
"でも諦めない!もう1回振り向いて貰えるように頑張るね!"
自信に溢れた私と違って、
"そうなんだ"
と、下を向く友達。
私はそれに違和感を持ち、
"どうしたの?"
なんて聞けば、
友達は私の顔を見て、
ポロポロと涙を流した。
友達
友達
ゆうか
友達
友達
ゆうか
あまりに信じられない言葉だった。
私を応援してくれていた友達が
駿介と付き合う…?
何それ…何なの?
応援してくれてたんじゃないの?
…何でよ、
友達
ゆうか
友達
ゆうか
あの時の私は
嫉妬に狂っていた。
初恋相手だったから。
大好きだったから。
…だから友達であろうと、
嫉妬してたんだ。
ゆうか
教室を飛び出した先
中庭に向かったら甘い声。
"好きやで"
という低音ボイス。
駿介の声だった。
それと聞こえる、
友達じゃない女の声。
そして、見てしまった。
駿介が知らない女の人とキスをしている所を。
それはその日だけじゃなかった。
サッカー部の活動中、
昨日とは違う女の子と、
堂々とキスをしていた。
…そこで気づいた。
あぁ、駿介に撮って、
私は遊び相手に過ぎないんだって。
友達も駿介の遊びに使われてるんだって。
でも、謝る頃には、
もう、
遅かった。
気づけば私は、
嫌な奴
という定着が着いていた。
ゆうか
夏が終わる9月の初め。
私と同じ奴ばっかなんだって考えると、
青春が嫌になった。
人を好きになれば
裏切られる。
あいつみたいに。
そこからだ。
"青春なんて、しなくていいでしょ。"
暑い夏に青春するのが大っ嫌いになったのは。
コメント
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ゴマちゃん シュンスケ・ミチエダ←
( ・∇・)ミチエダシュンスケ アハッ
なこまみ それな。誤字るのいらんわ。←