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眼の前で飛び散る鮮血
その向こうで嗤う、アイツの姿がハッキリと見えた
リヴ
う"ｯ……
ゾム
は…？リヴ…？
チーノ
リヴちゃん！！
リヴは、崩れ落ちた
ゾム
リヴ！！おい！起きろ！！
リヴ
私の…恩人を…殺すわけには…いかないので…
そう言って、無理をして笑う
傷口には、血が滲んでいっている
ゾム
駄目や、駄目や！！
ゾム
なあっ……なんで俺なんかかばった！？
リヴ
私の…大切な…人…だから…
リヴ
傷つけたくない…んです…
チーノ
喋らないで！無理しちゃ駄目だよ！
要
ああ…ははっ…外しちゃった…か
ゾム
要っ……！！
要
これが…最後の弾…だったのに…なあ…
要
でも…もういいや…
要
君たちみんな…道連れに…すれば……
ゾム
道連れ！？
要は、服の中からスイッチのようなものを取り出す
チーノ
おい、何するつもりだ
要
君たちが…城に押し入ってきた時用に……取っておいたけど……
要
ここで…使うしか…ないか
ﾎﾟﾁｯ
ゾム
なんや！？
チーノ
この城ごと爆破するつもりだ！！
チーノ
早く逃げないと！！
ゾム
リヴ！寝るな！！
ゾム
起きてろ！！
リヴ
………………
体温が下がってる
ゾム
リヴ！！
チーノ
ゾム！早く！！
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
チーノ
！！
ゾム
このままやと間に合わん！！
チーノ
そうだ…！あそこの穴は！？
ゾム
チーノが吹き飛ばされた所か
チーノ
早く！！
ﾄﾞｵｵｵｵｫｫｫﾝ…
リヴ
…………ﾊﾟﾁ
リヴ
ここは……
ゾム
リヴ！！
リヴ
ゾムさん……？
チーノ
あの後、なんとか城から脱出したんだ
リヴ
そうなんですか………
ゾム
お前、1ヶ月も目ぇ覚まさなかったんやで
ゾム
本当、死んでしもたんかと思ったわ………
リヴ
す、すみません………
チーノ
謝ることないよ
チーノ
色々大変だったし…
リヴ
二人が…無事で良かったです……
ゾム
お前っ…自分の心配をしろっ！
デコピン☆
リヴ
痛っ…
チーノ
ゾム、怪我してる人にそれは良くないでしょw
ゾム
うっさいわ！！
リヴ
ﾑｩ……
チーノ
でもねリヴちゃん、ゾム、君が起きるまで毎日来てたんだよ
ゾム
あ"っ、それ言うなや！！恥ずいやろ！
リヴ
ﾌﾌﾌ…
ゾム
わ、笑うな！///
リヴ
いや、なんか…嬉しくて……
ゾム
ッ……///
チーノ
あ、そうだ
チーノ
もうすぐ花火始まるよ
リヴ
花火……？
チーノ
リヴが我々国の幹部になった記念だって
リヴ
わ、私が我々国の幹部！？
ゾム
せや
ゾム
俺が…推薦したってん
リヴ
ゾムさん…なんで……
ゾム
いや、俺のこと…かばってくれたやろ
ゾム
だ、だから…幹部なれるんちゃうか思うて………
リヴ
ﾌﾌｯ…ゾムさんらしいです
ゾム
俺らしいってなんやねん！？///
チーノ
はいはい、二人共、もうすぐだよ
ゾム
せやったな
リヴ
行きますか
リヴ
花火って…どんなものなんだろう………
ゾム
リヴ、見たことないんか？
リヴ
はい…ろくに外にも出してもらえなかったので……
ゾム
そうなんか……
ゾム
お、始まんで
リヴ
わあ……！
ﾋｭｩｩｩ ﾄﾞｫｫｫﾝ
ﾄﾞｫｫｫﾝ ﾄﾞｫｫｫﾝ
ゾム
綺麗やな！
リヴ
これが…花火……
リヴ
凄く綺麗……
ゾム
………
ゾム
（今…言うべきなんかな）
ゾム
なあ、リヴ…
ﾋｭｩｩｩ…
ﾄﾞｫｫｫﾝ…
ゾム
―――や
リヴ
…………
リヴ
わあ…凄いですね！
ゾム
……聞いとらんな
リヴ
え、何か言いました？
ゾム
何もいっとらん！！///
リヴ
えー、何かいってましたよね？
ゾム
うっ、うるさいわ！！///
リヴ
言ってくださいよ、もう一度〜
ゾム
嫌や言っとるやろ！！
トントン
はあ…元気だな、あいつら
チーノ
本当w
数カ月後…
リヴ
ゾムさん…離れてください
ゾム
嫌や
ゾム
お前といる
リヴ
動けないじゃないですか！
リヴ
やり残してた書類があるんです〜っ！
ゾム
やったら俺も手伝うから！
リヴ
そう言ってやらないじゃないですか！
リヴ
離れてください〜！
ゾム
嫌や〜！！
トントン
おいゾム、離れろやいい加減
チーノ
リヴちゃん困ってるよ〜w
ゾム
なっ、何するんやチーノっ！
チーノ
はい、離れて離れて
リヴ
はあ……
コネシマ
最近ゾム、リヴにベタベタやなw
シャオロン
そうだねww
鬱先生
ったく、俺の前でイチャついてんじゃねぇよ…💢
ショッピ
まあまあ、落ち着いてくださいってw
ロボロ
嫉妬は良くないぞ〜w
今日も私は
恩人に溺愛されています。
○さんくん
みんな！
○さんくん
投稿できたよ〜！！
○さんくん
やったよ〜！！
○さんくん
次は累計1万いいね超えたら、番外編とか短編集とか投稿しようかなと思ってますぅ
○さんくん
リクエストコメントでください
○さんくん
じゃ、また次回(？)
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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