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10 - シロクロな過去

♥

242

2023年04月23日

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めっちゃ嬉しいけど題名がまったくファンタジーじゃなくてわろた

注意書き ↓ あらすじor 第1話へGO

2023/04/23投稿

第10話

『シロクロな過去』

....

....

気まずいんだけど。なんか喋ってよ、

無茶言うな...

俺かて気まずい。というか俺の方が気まずい。

パーティーにほとけおると思わんやん!!"あの組"がええ加減な手続きしたからこんなことに....!

僕はあるけど、話したいこと

だから今2人なんだよ?

じゃあどうぞ

わかってるくせに....

...

さっきのギルドで気まずい雰囲気で数分過ごした後、ほとけが「2人で話したい」とか言って3人と分かれた。 正直どこかへ行って欲しくなかった。 2人の方がしんどいわ!!!

じゃあ単刀直入に言うけど...

なんで黒い服着てるの?

黒魔術師やから

...いつから?

6歳

"前の集会"は?カイム組って寮だったよね。

抜け出した

僕ら前会ったの...いつだっけ

2年前。ほとけが16のときの冬。

最初に会ったのは?

15のとき

...いふくんは、

白魔術師じゃないんだね?

...

俺は黒魔術師や

嘘つけ

「灰色」なくせに

ふーん...というかさっきの一問一答スタイルなに?

知らねーよ。始めたのそっちやろ

冷たいなぁ

というかいふくん、僕と会ってるの相当やばくない?

やばくなるか否かはお前による

...そっか

情けないな...こんなチビに人生の主導権を握らせてるなんて

なに?睨まないでよ。ただでさえ目つき悪いのに。怖いなぁ。

...お前なんか冷たくなった?

ぅ......だって

だって、僕の知らないいふくんとどう接したらいいのか分からない....から、

わかる?僕らが隣に居るだけでざわざわされるの。白と黒ってだけでさ。

僕の知ってるいふくんは..."白"だから...

黒の俺はいふじゃないって?

違うよ!!そういう意味じゃない!

ただ...ちょっと知りたいだけ。
なんで黒なのか

はーぁ....

どうせ折れないんだよなぁ...こいつ。 でも大人しくなったな...? 昔はぐいぐい来る奴やったのに。 ...いや、俺に気を使ってるのか?

...俺の両親、ほとけは見たことないやろ?

え?

そ、そうだね......?

頑なに"あの集会"に顔を出さなかった。俺だけ人質みたいにして。

俺の両親は駆け落ちだった。

母親

家は狭いけど...この子は大きく育って欲しいわね

父親

あぁ。きっと大丈夫だよ。

超えた柵は役職の違い。 白と黒の高い壁を振り切って、家まで抜け出したそうだ。

父は平凡な黒魔術師。詳しく言えば黒魔術教師だ。カイム組で教えてたらしい。 母は由緒正しき白魔術師。代々受け継がれるその白魔術師の血を持った分家だったと聞いた気がする。

そんな2人の間に生まれたのが俺

きっと愛されてたと思う。 けど、子供は愛だけでは育たない。

大事な話って?

6歳の誕生日の1週間前、 夕飯の後に呼ばれた。 今でもよーく覚えてるよ。それだけショックなこと。

父親

お前が知っている通り、俺と母さんは黒魔術師と白魔術師だ。

うん

父親

世間的には不仲で有名な役職だということは教えたな?

うん。でも駆け落ちしたんでしょ?

母親

えぇ...私たちは夫婦になって親になった

母親

今から問う選択は、あなたの人生の分かれ道よ

ふーん....?

父親

黒魔術師になるか白魔術師になるか

父親

よく考えて選びなさい

は....?

2択?なんで?

駆け落ちしたくらいだし、両親に役職の差別とか、偏見とか。そういうのに理解があると思い込んでいた。

俺がなりたいのは商人だって...誕生日の日に言おうとしてた。

えっと...ど、どっちかじゃないとダメ...?

父親

...."なるべく"2択だ

母親

父さんは2択って言うけれど、黒魔術師のほうがいいわ。あなたに白魔術師はきっと向いていない

母親

寮は規則正しくて健康的よ

でも...

父親

お前が商人になりたいことは薄々気づいている

っ!

父親

商人はなるまでがしんどい。特に俺らみたいな貧乏な身の奴は、だ。

母親

黒魔術師になりなさい。いふ。

....わかった

俺、黒魔術師になる(ニコッ

両親のまっすぐな目に隠された真実を、6歳の俺は知らなかった。

おぇ....っ

同期1

やめろよ?もどすなよ?

トントン(喉仏のあたりを指さす

※ここまでのぼってきたの合図()

同期2

現状説明いいから!飲み込め!!

同期3

ほら!飲め!!(コップをつっこむ

ごぶッ!?!?

喉まであがってきた異物をなんとかもどす。

逆に吐くだろ考えろよ.....

同期3

お前5日に1回のペースで吐くだろ。あのくらいしないと毎日吐いてるぞ

逆にこれ食べれてるお前らが超人なんだよ

同期1

途中から入ってきたとしてもそろそろ慣れろよ...もう6年だろ?

1年目は1食食べるたびに5回は吐いてたんだからだいぶ慣れただろ

カイム組に入って6年。つまり12歳。 実は6歳からカイム組に入った人は同い年の中で俺1人。 みんなは幼児のときからここで育てられていたらしい。

なんでこんなに吐きそうになってるかというとご飯に魔力が入ってるから。 普通は入れないし入れれない。 ただ、授業という名の修行で魔力を大量に使うからここで食べないとぶっ倒れる。

6年間普通のご飯で育ってきた俺が急に魔力過剰摂取して吐かないわけないだろ....

魔力は一気に取りすぎると酔うよ!

同期2

その愚痴聞き飽きた

話し相手お前らしか居ないし...

同期1

もっと愛想よくしてたら友達できるのにね

同期3

黒いオーラ放っちゃってるしね

黒魔術師なんやからみんな黒いやん

同期2

確かにーw

なんやかんやお世話になっとるんよな....話し相手がルームメイトだけって俺だけやろ。

ふー....ごちそうさま

同期1

《フレイム》!!

っ!!

同期2

がんばー!

同期3

まだいけるぞー!!

特殊な魔法陣が張られた森で実技中。 足元を火の輪で囲まれてしまった。

無茶言うなよ...

今すぐリタイアしたいわ。あっついんだってこれ。 実力差考えてペア作らんと俺死ぬぞ?

《ファイアボール》

同期1

わっと

同期1

当たらない当たらないw

くっそ...こいつもなかなかに煽ってきやがる。というかそろそろフレイム解けよ。俺焼け死ぬぞ。

《ファイアボール》ッ!

同期1

魔力消費しちゃうよ?

元からしてんだよ!!

同期1

ふっふっふ....

同期1

せいっ(人差し指を上にあげる

ゴォォォォォッッ

は.....

フレイムの輪が2.5mくらいのところまで伸びる。 俺は火の円柱の中にいる状態。

殺しにかかってんじゃん.......

囲われちゃ攻撃通らねぇよ? 何か...貫通するような攻撃...

(あ...弓矢か)

よし...(手を構える

《ファイアアr......

ドクンッ

っ、!?(ドサッ

げほッ、な"っ。カハッ..ごほッ、う".....

突然心臓に矢が刺さったような衝撃が走る。 足の感覚が無い。立てない。

火の柵の中でうずくまってる状態。危険なのに頭が回らない。 なにか口の中に違和感を感じ、咳を塞いでた手を外す。

ッ...う"ぁ...げほッゴホッゴホッ...

は....ッ

てに...血が......っ?

ゴォォォォ..... (フレイムが解かれる)

同期1

おい!いふ!!

同期2

っ!!

同期3

吐血....!?

同期1

えっ...フレイム?フレイムがダメだった!?

ちがッ....ゲホッふれ..いむじゃ....ゲホッ

同期2

せんせい!!せんせーッッ!!

続け

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コメント

8

ユーザー

やっぱどの世界でも青組は不仲で一方的に💎さんが話してるんですね…

ユーザー

青くんの過去の続きが気になります!ヾ(⌒(ノシ >ω<)ノシ これからパーティメンバーがどうなるのか楽しみです! 続き楽しみにしています!\(*ˊᗜˋ*)/

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