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パペット
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璃央
翔
風雅
秋夜
朔夜
冷たい床に押し倒されて、璃央は奥歯を噛みしめた
璃央
翔
軽い声。けれど、手首を押さえる力は容赦がない
翔は笑っていた。まるで遊びみたいに
翔
璃央
翔
言葉に詰まった瞬間、ぐっと顔を近づけられる
距離が、おかしい
近すぎる
翔
璃央
吐き捨てると、横からくすっと笑い声が落ちた
風雅
ソファに座っていた風雅が、興味深そうにこちらを眺めている
風雅
璃央
風雅
さらっと言われて、璃央は言葉を失う
その空気を断ち切るように、ドアが開いた
秋夜
低く落ち着いた声
入ってきた秋夜は、柔らかく笑っているのに、空気だけが一瞬で変わる
秋夜
翔
翔はあっさり手を離した
解放されたはずなのに、逃げる気になれない
――逃げられないと、本能で分かる
秋夜
秋夜がしゃがみ込む
優しい声。けれど目は笑っていない
秋夜
璃央
秋夜
頬に触れられて、反射的に顔を背ける
その瞬間、後ろから腕を掴まれた
朔夜
振り返ると、朔夜が立っていた
無駄に整った顔。なのに目つきが鋭すぎる
朔夜
璃央
朔夜
空気が、凍る
翔が楽しそうに笑い、風雅が目を細める
秋夜は静かに見下ろし、朔夜だけがまっすぐ見てくる
璃央
震えを押し殺して睨み返すと、
朔夜は少しだけ口角を上げた
朔夜
――選択肢なんて、最初からなかった
璃央はゆっくりと目を閉じる
璃央
秋夜
秋夜が優しく頭を撫でた
その仕草が、妙に腹立たしい
璃央
璃央は顔を上げる
璃央
一瞬の沈黙
次の瞬間、四人全員が笑った
翔
翔の声がやけに楽しそうで、
風雅は面白そうに目を細め、
秋夜は静かに笑い、
朔夜だけが低く呟いた
朔夜