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黒を欲するのは

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黒を欲するのは

3 - 第2話

♥

38

2024年03月24日

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新居は実家に似た造りになっていた

アイラ・シュヴァルツ

(許嫁とは言え部屋が別々で良かったわ…)

アイラ・シュヴァルツ

そろそろご飯お時間ね

アイラ・シュヴァルツ

…さぁ沢山お食べ

杖を振って腕に傷を付ける

すると何処からともなく蝶達が集まって来た

私の毒蝶は固有魔法であり魔物だ

主人の血を飲み従う

オーター

【コンコンコン】

オーター

オーターです、入っても?

アイラ・シュヴァルツ

えぇ、どうぞ

アイラ・シュヴァルツ

少し待って下さる?

アイラ・シュヴァルツ

この子達の食事が少しで終わるから

家族以外に毒蝶の食事を見せたのは初めてだ

入口に立つ彼を横目に見ると此方をうっとり見入っていた

食事を終えた蝶が消えたのを見ると正気に戻った様に歩み寄って来た

オーター

手当をさせて下さい…

アイラ・シュヴァルツ

【フフッ】

アイラ・シュヴァルツ

じゃあお願いします

オーター

!!

オーター

はい

オーター様は私より7歳も年上の人なのに

頬を染めて魔法を使わず手当する姿が愛らしい

シュヴァルツ家は超名門の一族

その為命を奪おうと目論む輩は多く居る

カルド

人を呼び付けといて遅刻かい?

オーター

煩いですよ

オーター

それより"例の調査"は?

カルド

張と調べたよ…

カルド

これを見れば君もゲンナリするさ

オーター・マドルの本業は掃除屋

彼が裏で使っているバーで情報屋と会っていた

情報屋のカルド・ゲヘナから渡された封筒を見ると

そこにはアイラを狙う輩の情報がみっちり記されていた

オーター

思った以上に居るな…

カルド

シュヴァルツ家唯一のご令嬢だぞ

オーター

全員排除する迄だ

カルド

全く🙂‍↔️

カルド

君が1人の女性に執着するなんてね

実はオーターはアイラに一目惚れしていた

シュヴァルツ家の当主に自分の価値を売ったのだ

今迄のオーターなら絶対に有り得ない行動だろう

余計な詮索はするなとカルドに釘を刺しバーを後にした

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