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end purple

貴様の知る強者だらけの場所はここか…nightmare gray?

ナレーター

end purpleがnightmare grayに連れて来られた場所はバトルジムという闘い専用の場所であった。

nightmare gray

あぁ。そうだぜ。
end purple様ならここに居る全員を相手にしても無傷で戻って来れるかもしれないぞ。貴方様にはそれ程の才能があるのだ。

end purple

だが、それで私と貴様が2人とも楽しめるという訳ではなさそうだがなァ〜〜〜?

nightmare gray

end purple様、ここに来るまでの間、相手を問い詰める方法や圧をかける方法について詳しくなりました?

end purple

そうだな。まだ生まれたてだったが、少しづつ周りのことを理解し始めている事を私自身でも実感するよ。
だがこの事が2人で楽しむことと何の関係があるのだ?私にはサッパリ分からん。

nightmare gray

それはですね

ナレーター

nightmare grayがend purpleに説明しようとした時、何者かが話に割り込んできた。

Miraga

様々な闘い方を学んで広い範囲で楽しむ為、そうだろう?

nightmare gray

なんだお前?オレたちに闘いをふっかけるつもりか?
死にたくないなら向こうへ行け。消すぞ。

Miraga

nightmare gray〜〜〜?
中々に面白い事をしてるみたいだったから、つい話に割り込んでしまったんだよぉ。
私も誘ってくれると嬉しいのだがなぁ。オイ。なぁ?アァ?オイ聴いてんのか?聞いてすらねぇんじゃねえか?質問に答えてくれないと困るのだが。

end purple

また癖の強いヤツがきたな。

Miraga

私は貴方に興味を示してですね、nightmare grayが貴方を造りだした辺りからずっとつけていましてね。

nightmare gray

オイオイ冗談キツいぜ?
お前がずっとつけていたならオレのエネルギー探知やend purple様の勘でバレるはずだ。

Miraga

nightmare gray。
貴方は私のことを少々忘れているようだ。
私は貴方より2歳年下で近所に住んでたMiragaだ。

nightmare gray

……………‼︎?
お前Miragaか?ホントにMiragaなのか!?気づかなかった…
でも何故?

end purple

何か、姿や気配を隠しながら監視できるような能力を持っているのではないかね?

Miraga

das stimmt! ︎(正解です!)

end purple

中々に面白いヤツだ。
私はお前に興味が湧いて来た。
そしてかなりの知性を持つようだな。私の知らないことを教えてくれると嬉しいのだが…

Miraga

勿論教えますよ。
私も貴方に興味を示したのでね。

ナレーター

……………
end purpleとnightmare grayがMiragaが語るのを待つが、

ナレーター

…………………………
辺りは戦闘好きの人達の声でワイワイガヤガヤ言ってるはずなのに、end purple達だけシンと静まりかえる。

ナレーター

7秒ほど静まりかえった後、Miragaがようやく口を開く。

Miraga

1つだけ、条件があります。

nightmare gray

条件…?

Miraga

私に頭脳戦で勝つこと、それだけです。
私が負けた場合、私はend purple様の部下となります。完全に下の立場です。
そしてend purple様が負けた場合は…私の実験材料となってもらいます。

end purple

なるほど。

nightmare gray

!?

nightmare gray

(マズイ!早くこの2人を止めないと!Miragaはまだ手の内を明かしていない!だがオレ達はずっと尾行されていた…つまりヤツにはオレ達の能力や性格なんて手に取るように分かるッ‼︎絶対不利だ…しかもend purple様はこの勝負に乗るき満々だ!end purple様だって不利だときっと分かってるはずなのに…!

end purple

nightmare gray。
私には貴様の言いたいことはよく分かる。だが良く聞け。いいか?コレは私とコイツとの勝負だ。手を出すなよ。

Miraga

では案内しますのでバトルジムの中に入ってください。

ナレーター

Miragaがそう言うとend purple達もバトルジムに入っていった。

ナレーター

nightmare grayはMiragaに聞こえない様にend purpleに話しかける。

nightmare gray

end purple様、本当に大丈夫なんですか?(ヒソヒソ声)

end purple

なんだ?私が負けるとおもっているのか?(ヒソヒソ声)

nightmare gray

いや、そうではなく…
実際私はMiragaの近所に住んでいたのでMiragaに何度か教えてもらってたのですが、頭脳戦で数々の相手を負かしてから相手の臓器を研究したり売っぱらったりしてたそうです。
そして単純な実力も高く、敵対したインポスターを皆殺しにした事もある様です。(ヒソヒソ声)

end purple

大丈夫だ。
どんな手を使ってでも私は勝つ。
第一私は脳を破壊されようとも内臓を破壊されようともノーダメージだからな。

ナレーター

nightmare grayは正直ホッとした。
end purple達が丁度喋り終えたところでMiragaが口を開く。

Miraga

『バトルジム:カードゲーム室』ここが私とend purpleが闘う部屋です。
では、どうぞお入り下さい。

ナレーター

end purple達が部屋に入る。それに続いてMiragaも部屋に入る。
Miragaが今から行う頭脳戦を解説し始めた。

Miraga

今から私とend purpleの2人でババ抜きをする。

ナレーター

そこら辺にいたレッドが話しかけてくる。

レッド(モブ)

お、僕が配ろっか?

nightmare gray

あぁ。そうしてくれ。
公平にするためには第三者に配ってもらうのが1番だ。

ナレーター

nightmare grayが心の中で呟く。

nightmare gray

(読みが外れたな?Miragaさんよォッ!)

ナレーター

しかしMiragaは動揺する事もなく平然とした顔で椅子に座りカードをただ見つめるだけだ。
まだnightmare grayは自分でも気づかない内にMiragaを出し抜いた気持ちで自惚れてる様だけの惨めな小物になってしまっていた。

ナレーター

そしてMiragaが口を開く。

Miraga

nightmare gray、僕を疑ってるのかい?
安心しろよ。僕はイカサマ師なんかじゃない。

nightmare gray

うっせぇ!テメェが言うことなんて何も信じられないからな!

ナレーター

nightmare grayが大きな声で言う。その間にend purpleとMiragaはカードを持ち、手持ちのカードのペアを捨て終わっていた。
お互い5枚づつカードを持っている。

end purple

お互いのカードは揃った様だな。

Miraga

end purple、ルールをもう覚えたんだな。流石だ。
大会ルールではなくこの場所でのルールだがね。

レッド(モブ)

いやババ抜き程度、記憶力が悪くても30分で覚えられると思うケド…

Miraga

順番は適当にジャンケンで決めるか。

ナレーター

ゴゴゴゴゴゴゴゴ(緊迫した空気)
end purpleとMiragaが構えた瞬間とてつもなく緊迫した空気が流れる。(ジャンケンだけど)

end purple

最初はパー

Miraga

最初はグー………



もう先行そっちで良いよ

ナレーター

end purpleがズルい方法をとって周りの空気は静まり返った。

モブ(スカイブルー)

イカサマ師やんけ…

モブ(メロンソーダ)

恥を知れ!恥を!

モブ(パープル)

うわぁ…ないわぁ…しかもよりにもよってMiragaさんとの試合の時に…

nightmare gray

アホか…?コイツは…
ハッ!?すいません!

ナレーター

end purpleは周りの声を気にせず黙ってMiragaの握っているカードを引く。

end purple

(これは❤️の3か)

ナレーター

今のend purpleの手持ちは、
❤️3
❤️4
♠️1
♠️8
k♠️3
♣️5

ナレーター

そして今度はMiragaがend purpleのカードを引く。

Miraga

おぉ。
k♠️3だ。

ナレーター

Miragaは何故か引いたカードを口にする。
周りからはよく分からない目で見られている。

end purple

Miraga、貴様は引いたカードを言っても良いのか?負けることを考えてないのか?

Miraga

大丈夫だ。私は引いたカードを言っても勝てるから口にしたんだ。

ナレーター

Miragaは挑発する様に言った。
更にMiragaは奇行にでた。

Miraga

このカードをこうやって舐めながらでも君に勝てる。
レロロロロロ

nightmare gray

きったねえぇェェェェェ‼︎

end purple

なんて下品なヤツなんだ…
コイツ頭がオカシイのか?

モブ(スカイブルー)

なんのつもりだ?

ナレーター

Miragaの奇行に皆唖然としている。そんな中Miragaが、

Miraga

見ろ

ナレーター

と言って舐めたカードを皆に見せる。

end purple

何ィ?

nightmare gray

なんだと!?

モブ(パープル)

え…?

モブ(メロンソーダ)

コレはッ!?コレはァァァァッ!?一体どういうことだッ!?

ナレーター

なんとMiragaが舐めたはずのカードには舐めた後が付いていないのである。

nightmare gray

なんだ?幻覚だったのか?
オレはしっかりとMiragaの舌がk♠️3のカードに触れたところまで見てたんだぞ!?

end purple

私のハエやトンボクラスの視力でも観えなかったぞ…!?

Miraga

それじゃあババ抜きの続きをしましょうか

nightmare gray

オイッ!
舐め舐めカードについて説明したらどうなんだ!?

Miraga

舐めたって思い込んだだけかと。サブリミナルってヤツだ

ナレーター

Miragaとend purpleはババ抜きの続きを始める。

end purple

またカードを引かせてもらうぞ。

ナレーター

end purpleはMiragaの手からカードを引いた。🔷2だ。
現在のend purpleのカード
❤️3
❤️4
♠️1
♠️8
♣️5
🔷2

Miraga

私の番だ。

ナレーター

Miragaがend purpleの手からカードを引く。

Miraga

♣️5か、♣️5が私の手持ちにも元々1つあったな。
コレで1つのペアは捨てれる。

ナレーター

Miragaがペアを捨てると周りの空気は一気に緊迫する。
周りに居るインポスター達の息遣いも荒くなる。

end purple

(さっきのMiragaの行動といい、ヤツの考えが全く読めんな…)

ナレーター

end purpleはMiragaの考えを読もうと頑張って考えながらMiragaの手のカードを1枚引いた。

ナレーター

引いたカードは♠️9
現在のend purpleのカード
❤️3
❤️4
♠️1
♠️8
♠️9
🔷2

Miraga

私が引きます。

ナレーター

Miragaはend purpleの手からカードを引いた。

Miraga

❤️4のカード、私の手持ちにもあったな。
このペアも捨てれる。

ナレーター

更に緊迫した空気が流れた。
しかしもう誰も息を荒くしたりしなかった。それはなぜ?分かりきった結果が見えるから?しっかりと試合を観ようとしてないから?

end purple

Miraga。
貴様は本当に賢いヤツだ。
頭脳戦においては到底敵わん。
だがな、貴様の負けだ。
先程の舐め舐めカードの件について、ずっと考えていた。すると1つの答えに辿り着いた。
貴様、"光の屈折率"を曲げたようだな?そのトラップであたかもカードを舐めた様に見せかけたと言うわけだ。

Miraga

……………

Miraga

御名答。
私は貴方を挑発して精神を揺らがせた状態でゲームに注目させるツモリが、逆に挑発について考え続けるとは…
私と貴方は相性が悪い…

ナレーター

Miragaがそう言うと周りのインポスター達の身体が少し動いた。

Miraga

少なくとも、私の手札がコレ1つだけで終わりだと思うなよ?
貴方が導いた答えは正解だと、認めます。しかしそれら単なる私の能力の応用編に過ぎないッ‼︎

ナレーター

すると周りに居たクルーの内1人のインポスターがMiragaに話しかける。

モブ(パープル)

あのー…Miragaさん…
私はあなたを尊敬してます‼︎

Miraga

そうですか。

モブ(パープル)

なので次は私とも勝負してくれると嬉しいです!

Miraga

…はい…

モブ(パープル)

先に予定を作っておけば安心して行動できます!

Miraga

………

モブ(パープル)

end purpleさんとの勝負…
これほどまでにお互いが分析しあってる試合を観たのは初めてです!

Miraga

うるっせぇんだよッ‼︎
このブタのタマ○ナシ野郎がぁァァァァァッ‼︎

ナレーター

突然Miragaが激昂した。

モブ(パープル)

!?

nightmare gray

!?

end purple

なんだ…!?

Miraga

テメェはババ抜きの試合を観てるつもりだろうがッ!それは見てるって言うんだよォッ‼︎マヌケッ‼︎

ナレーター

Miragaが手の上に"鏡のハンマー"を生成してモブ(パープル)を殴りつけた。

モブ(パープル)

ゲッフェェェェ‼︎(断末魔)

nightmare gray

end purple様、アイツは賢いけど勝負の最中に部外者から話しかけられたり質問に質問で返されたら何かしてる際に話しかけ続けたりするとキレるんだよ。
アイツ昔からずっとそうなんだ。

end purple

荒っぽいヤツだ…

Miraga

すみませんね。急に怒鳴り散らして。
私は少し荒い性格なので、いつもは少し敬語を使ったりしてるのですが、たまにキレることがあります。

ナレーター

Miragaが謝るがend purpleはそれを無視してカードを引こうとする。

end purple

Miraga、私はもうカードを引くぞ?

Miraga

あぁ。そうですね。

ナレーター

end purpleはMiragaの方をチラチラ見ながらカードを引く。

end purple

私が引いたカードは❤️1のカードだ。おや?私の手持ちにも❤️1があったな?
ペアだ。捨てるとするかァァ!

ナレーター

end purpleがそう言うとMiragaは、まるで『しくじったな…』とでも言うかの様に表情が一瞬変わった。
end purpleはその瞬間を見逃さなかった。

Miraga

バレたか…

nightmare gray

なにッ!?
お前やはりイカサマを!?

end purple

この状況だからこそ分かったことがあるのだ。
貴様がキレた時、使った武器は鏡で出来たハンマーだ。そして貴様が舐め舐めカードでの挑発で舐めた様に見せかけたトリックは"何らかの方法"で光の屈折率を曲げた。
光を反射させて見え方を変える物、それは鏡だ。それの応用編により光の屈折率を曲げたというわけだ。

Miraga

正解です。
この状況が生み出した1つの答えは鏡です。

nightmare gray

やはりテメェはイカサマをしてやがったか‼︎

Miraga

あ、バレたからイカサマか

end purple

貴様ら、なに答えを1つだけだと錯覚している?私の導き出した答えはまだ2つあるのだ!

Miraga

それは一体?

end purple

Miraga、貴様地面に鏡を置いていたな?それで私のカードをのぞいてペアにできるカードを選んでいたのだッ!
更に沢山人が居る状況で鏡を誰にも見られずに仕掛けれるのは透明なバケモノくらいだろう。貴様の能力は鏡を操る能力なのだッ!

Miraga

完璧だ…‼︎
この状況での最大の打開点…‼︎
しかし下の鏡はどうやって見つけた…?

end purple

周りを見ろ

ナレーター

end purpleがそう言うと周りのインポスター達から沢山のend purpleが生えてきた。

モブ(スカイブルー)

プルワッハァァァァ‼︎(end purpleが生えてきて死ぬ時の声)

モブ(メロンソーダ)

シェアアアアァァァァァ‼︎(end purpleが生えてきて死ぬ時の声)

レッド(モブ)

どぉうしたんだよ!?お前らァァ!?

end purple

私のDNAをコイツらの身体の中に入れていたのだ。コイツらの中で私の細胞が増えまくり、最終的に身体を破裂させたり突き破る様にして出てくる!

Miraga

予想外過ぎる…‼︎

ナレーター

Miragaは驚きを隠せず、悟った様に言う。

Miraga

私の…負けだ……‼︎

end purple

違う。

Miraga

はい?

end purple

この状況が私をこの答えまで導いてくれたのだ。
この状況がなければ私は負けていた。つまり引き分けだ。

nightmare gray

お言葉ですが、約束はどうするおツモリで?

end purple

私はMiragaから何かを教えてもらう。そして私はMiragaに私の細胞を渡して研究させる。
これで良いだろう?

Miraga

OKです。

Miraga

そして、私は貴方についていきたいのですが良いですかねぇ?

nightmare gray

ハァ?なんでテメェがついてくるんだよ?

Miraga

想像以上の事が起こってend purpleにより興味が湧いてきたから

end purple

そうか。ついてくるなら勝手についてくれば良い。
その代わり私にある事を教えて欲しい。

nightmare gray

ある事……?

end purple

まずは平原へと移動しよう

nightmare gray

おーーー……(教えてくださいよ…)

魂沌の怪物   Chaos Monster (DBRTE外伝)

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