「本当にあなたは出来損ないね」
「ばーか」
「お前なんて生きてる資格ねーよ」
「早く死ねよ」
「カス」
「お前見てると目が腐るわ」
毎日ぶつけられる
罵倒
罵倒
罵倒
罵倒
罵倒
そんな毎日に
私の心はズタボロ
心の傷は無くなるどころか
心の穴が広がるばかり
そんな、ある日だった
私は胸の辺りに異変を覚えた
洗面台の鏡の前で
服を捲りあげた私は絶句した
触ってみるが特に違和感はない
それからしばらく鏡越しに
その穴を見ていると…
穴からなにかが出てきたのだ
穴から出てきたのは
もう1人の私だった
それも顔だけ胸から 出ている状態で
そのもう1人の私は
鏡越しに
私と目が合うと
ニヤァ…
と、不気味な顔をした
私はすぐさまキッチンの包丁で
自分の胸目掛けて突き刺した
何度も
何度も
ザクッ
ザクッ
そして私は
床の上で
息絶えた
超短編でした🙌
心の穴は誰にだって ありますよね…
ここまで見てくれた方 ありがとうございます✨
よろしければ「ハート」 よろしくお願いしますm(*_ _)m
では、またのお越しを お待ちしておりますm(*_ _)m
コメント
18件
短いお話でしたが、罵倒の文字がだんだん大きくなっていくなど工夫がされていて読みやすかったです✨
少し短いお話でしたが、テキストの使い方やタイトルなどに魅了されました✨ 心の穴が本当に人にはあるのか、心の穴を埋めるにはどうしたらいいのかと この作品読んで考えさせられました😀 素敵な作品だと思います🙊✨
とても素敵な作品ですね。 いじめなんて無くなればいいんですがね。