ある日の放課後
桃
おーい
桃
猫神いる〜?
……
桃
ってそう簡単に出るわけ
神様
何の用だ人の子
桃
うわでたっ!
神様
出たとは失礼な
神様
そっちから呼んだくせに
桃
ごめん。
急に出てくるからつい
急に出てくるからつい
神様
それになんだ
神様
猫神とは、
俺は猫神では無いぞ
俺は猫神では無いぞ
桃
仕方ないだろ神様って呼ぶのなんか嫌だし
神様
なんかってなんだよ
神様
俺はこれでもれっきとした神様だぞ!
桃
はいはい
神様
はぁ…
神様
で、今日はどうしたんだ?
桃
今日はその、あんたに謝ろうと思って
猫
ほう?
桃
俺さ、最初はあんたのこと疑ってたんだ
桃
どうせドッキリかなんかだろうって
神様
それで?
桃
橙が目覚めたのもたまたまで
桃
ここであんたと話したのは全部夢だったんだって
桃
でも橙から俺の記憶なくなってたのはホントだったし
桃
みんなからも俺らに関する記憶が消えてたから
桃
まじなのかもって
桃
だから疑ってた事謝ろうと思って
神様
ほう。お前意外と真面目なんだな
桃
いいだろ別に
桃
正直願いを叶えてもらったことは感謝してる
桃
でも、この間仲間と遊園地行った時
桃
少し後悔仕掛けたんだ
神様
後悔?
桃
ほんとにこれで良かったのかって
桃
もちろん。また橙と話せるようになったのは嬉しいし
桃
みんな前みたいに楽しそうで
桃
でも、記憶のないあいつが紫くんとか他のやつと
桃
べたべたするの見てたらすげぇ嫌で
桃
橙が記憶をなくしてるからか
桃
だんだん誰かにとられるんじゃないかって不安になってきてる
神様
なるほどな
神様
だがそんなこと最初から分かっていたことだろう
神様
最初にもう一度君を好きになるとは限らないと話をして
神様
君はそれを理解したうえで了承した
神様
そうだろう?
桃
そりゃあ、最初は橙の事だし大丈夫だって自身もあった
桃
でもいざ記憶をなくしたあいつといると
桃
どんどん不安になってきて
神様
本当に人間というものはめんどくさい生き物だな
桃
否定はしないけどなんかその言い方ムカつくな
神様
ならいっそ、お前の記憶も消してやろうか
桃
え?
神様
そうすれば苦しまずに済むのだろう?
桃
記憶を消すって具体的には?
神様
その橙ってやつと付き合っていた記憶と
神様
好きだった記憶の両方全てを消す
桃
ッ...
神様
どうする?
桃
(確かにその方がこんなに悩まなくて済むかもしれない)
桃
(でも...)
桃
もう少し考えさせてくれ
神様
まぁ、そう単純なものでもないのだろうな
神様
その気になったらいうといい
神様
その時になったら叶えてやろう
桃
分かった。
いざって時は頼む
いざって時は頼む
神様
あぁ
神様
(とりあえず1案として提案はしたが)
神様
(その時が来ないことを願ってるぞ)
主
はーい。
今回はここまで
今回はここまで
主
だいぶ今回短めです
主
少しでもいいと思ったらいいねとフォローよろしくお願いします
主
それではまた







