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君が忘れてしまっても

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君が忘れてしまっても

7 - 第6話 奇跡の代償

♥

13

2025年04月06日

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ある日の放課後

おーい

猫神いる〜?

……

ってそう簡単に出るわけ

神様

何の用だ人の子

うわでたっ!

神様

出たとは失礼な

神様

そっちから呼んだくせに

ごめん。
急に出てくるからつい

神様

それになんだ

神様

猫神とは、
俺は猫神では無いぞ

仕方ないだろ神様って呼ぶのなんか嫌だし

神様

なんかってなんだよ

神様

俺はこれでもれっきとした神様だぞ!

はいはい

神様

はぁ…

神様

で、今日はどうしたんだ?

今日はその、あんたに謝ろうと思って

ほう?

俺さ、最初はあんたのこと疑ってたんだ

どうせドッキリかなんかだろうって

神様

それで?

橙が目覚めたのもたまたまで

ここであんたと話したのは全部夢だったんだって

でも橙から俺の記憶なくなってたのはホントだったし

みんなからも俺らに関する記憶が消えてたから

まじなのかもって

だから疑ってた事謝ろうと思って

神様

ほう。お前意外と真面目なんだな

いいだろ別に

正直願いを叶えてもらったことは感謝してる

でも、この間仲間と遊園地行った時

少し後悔仕掛けたんだ

神様

後悔?

ほんとにこれで良かったのかって

もちろん。また橙と話せるようになったのは嬉しいし

みんな前みたいに楽しそうで

でも、記憶のないあいつが紫くんとか他のやつと

べたべたするの見てたらすげぇ嫌で

橙が記憶をなくしてるからか

だんだん誰かにとられるんじゃないかって不安になってきてる

神様

なるほどな

神様

だがそんなこと最初から分かっていたことだろう

神様

最初にもう一度君を好きになるとは限らないと話をして

神様

君はそれを理解したうえで了承した

神様

そうだろう?

そりゃあ、最初は橙の事だし大丈夫だって自身もあった

でもいざ記憶をなくしたあいつといると

どんどん不安になってきて

神様

本当に人間というものはめんどくさい生き物だな

否定はしないけどなんかその言い方ムカつくな

神様

ならいっそ、お前の記憶も消してやろうか

え?

神様

そうすれば苦しまずに済むのだろう?

記憶を消すって具体的には?

神様

その橙ってやつと付き合っていた記憶と

神様

好きだった記憶の両方全てを消す

ッ...

神様

どうする?

(確かにその方がこんなに悩まなくて済むかもしれない)

(でも...)

もう少し考えさせてくれ

神様

まぁ、そう単純なものでもないのだろうな

神様

その気になったらいうといい

神様

その時になったら叶えてやろう

分かった。
いざって時は頼む

神様

あぁ

神様

(とりあえず1案として提案はしたが)

神様

(その時が来ないことを願ってるぞ)

はーい。
今回はここまで

だいぶ今回短めです

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それではまた

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