りうらside
部屋に居るとコンコンコンっと 扉から音がした
りうら
誰?
-hotoke-
ほ、ほとけです
りうらの問いに高い声が返ってきた。 ほとけ....昨日の水色か 掃除は断っているため 何の用か気になったので問いかける
りうら
何の用
-hotoke-
お部屋の掃除を
想像もしなかった返答に少し驚いた え?りうら断ったよね? 此奴は馬鹿?
りうら
しなくていい
流石の馬鹿でも理解するだろ
-hotoke-
でも....
前言撤回。馬鹿に期待した。 何回言っても話の通じない 本物の馬鹿だ。 何でそんなにしつこいんだよ。 何でりうらに近づくの?。 りうらは....
りうら
嫌だって言ってんじゃん
りうら
出てってよ!!
-hotoke-
ビクッ
まさか、あれ程声が出るとは 思わなかったので、自分でも少し驚く あ〜あ。メイド怖がらせちゃった もうこれでりうらには近づかないかな
りうら
もう此処に近づかないで
これがきっと俺が出来る1番 良い選択だろう
-hotoke-
でも...
りうら
いいから
-hotoke-
ポロポロ...グズッ
大きな声を出したが、泣かれる程では無いと思っていたから... 目の前で涙を流す、水色の りうらよりほんの少しだけ 大きな身体に戸惑ってしまう