きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
どぬく
えと
うり
るな
じゃぱぱ
たっつん
ゆあん
きちくん
のあ
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
ぱちゃぱちゃ
今はプールの時間
僕は体操座りでプールサイドに居ます
どぬく
プールの授業は嫌いです
プール限定じゃなくて体育全般が嫌い
過去に何かあった訳でもない
運動するのが好きじゃない
部活は弓道部
集中力があれば運動が苦手でもできる
どぬく
僕の好きな人
プールサイドで長い髪を結んでるっぽい
そんな貴方が大好きです
恋に落ちたのは貴方のせいです
貴方が可愛すぎるんです
えと
るな
えと
るな
えと
るな
0%が分かった上で
どぬく
宣戦布告
どぬく
見てるだけなのに疲れた
ジャージから制服に着替える
じゃぱぱ
たっつん
うり
うり
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
うり
たっつん
うりはThe男の子って感じだ
それに比べて僕は女の子と呼ばれる事が多い
特に初対面の場合
自己紹介をしても声も中性的だから 少し声が低い女の子と間違えられる
『どぬくちゃん』とか言われるし 男の人からナンパというものもよくされる
女の人にとっては嬉しいかもだけど 俺にとっては地獄だ
コミュニケーションも苦手
女の子みたいというのは自覚がないけど
これは自覚症状あり
人と話していて目の前に居るのに 『どこ行った?』と言われたりする
俗に言う陰キャという存在である
どぬく
体操服袋を持ち更衣室から出た
じゃぱぱ
ゆあん
更衣室はいわゆる陽キャ男子の声で 賑わっていた
先生
先生
もふ
ガタッ
もふくんの号令で立ち上がる
もふ
ピシッ
皆が服に手を当てる音が鳴る
もふ
生徒
どぬく
ここで僕の日課を教えておこう
僕は基本クラスに居残って喋る方 では無い
まず喋る友達なんてものは居ない
号令があるとすぐに鞄を持って 教室から出る
もふくんは僕の友達な訳だが
学級委員で日誌などをやらなければいけない
そして人気者
彼の前には人が集まる
それをかき分けて話に行くまで 仲が特別良い訳でもない
チラッ
えとさんの方を見てみる
えと
うり
うりと仲良く雑談中
こちらも先程と同じ理由で 話しかけには行かない
僕は教室を出た
靴を脱いでいた時だった
えと
初めは僕に話しかけたか分からなかった為 何も反応しなかった
えと
どぬく
思わず振り向いた
そこには急いで走ってきたのか髪を乱した えとさんが居た
どうして僕の所に?
えと
どぬく
これは夢なのか?
先程何でえとさんが僕に話しかけたか
それは僕がこの前本を貸したからだ
レポートの宿題が出された時に貸した物
過去の僕に感謝だー
えと
そんな事を簡単に言っていいのか?
まぁ、ここは軽めに
どぬく
どぬく
えと
彼女がスマホを出してくる
僕もポケットからスマホを出した
ピロン
そんな間抜けな音がなった
えと
僕に笑いかけてくれる君
空気のような僕を見つけてくれた
えと
えと
どぬく
えとさんは僕とは反対方向に走って行った
またねって事はまた話せるのかな?
全く正解(答え)が分からない
どぬく
母
母
どぬく
自分でもあまり自覚が無かったのだが
傍から見ると分かりやすかったりして
僕は自分の部屋に向かった
ガチャ
扉を開ける
ぼふんッ
布団に飛び込んだ
仰向けになってスマホを見る
どぬく
僕はスマホを抱きしめた
恋が満ちるのは
瞬きぐらいの一瞬の事で
まるで夢物語だね
まだまだ未完成な貴方のナイト
もうちょっと待って
君と、、、、、、、、、、そして君の好きな人へ
どぬく
どぬく
どぬく
一人ぼっちの宣戦布告
そしてふと思った
どぬく
どぬく
鏡の前に立ってみる
どぬく
どぬく
店員さん
店員さん
前髪を分けられる
店員さん
どぬく
チョキチョキチョキチョキ
ハサミの音だけが響いた
店員さん
鏡を見てみる
これなら、、、、、、、、、、僕でもッ
ガヤガヤガヤガヤ
皆の話し声が聞こえる
じゃぱぱ
どぬく
男の子っぽいねって当たり前だよ
男の子だもん
えと
どぬく
えと
どぬく
えと
その一言が嬉しくて
どぬく
でも僕とうりの差は埋められない
やっぱり見た目は関係ないね
でもちょっとだけ
どぬく
恋に落ちたのは貴方のせいです
そんなにうりの事見つめて
0%がわかった上でも仕方ないよね
どぬく
えと
えと
えと
うり
うり
どぬく
えと
うり
僕は盗み聞きしている訳では無い
えと
うり
えと
うり
うり
えと
そんな顔させたくて見守ってきた 僕はもう要らないね
どぬく
のあ
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
コメント
3件
続きが気になりすぎる☆(☆▽☆)
続きが楽しみ。 ブクマ失礼します