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白猫
にゃあ！
有栖
あ……猫ちゃんだ！
白猫
にゃ！
有栖
あっ、まってー！
有栖
はぁはぁ……
白猫
にゃあ！
有栖
ナデナデ
白猫
みにゃあ！
有栖
ふふふっ
有栖
可愛いなぁ。
有栖
あ、そうだ！
有栖
連れて帰ろう！
有栖
よいしょっと！
白猫
みにゃあ！
有栖
ふふふ
家
お姉ちゃん
あら、有栖帰ってきた……のって……
お姉ちゃん
猫！？
有栖
お姉ちゃん！
白猫
にゃあ！
有栖
かってもいい？
お姉ちゃん
それは…お母さん達に聞かないと……
有栖
そうだね……
お姉ちゃん
じゃあ電話しておくわ。
有栖
ありがとう！お姉ちゃん！
白猫
みにゃ！
お姉ちゃん
有栖！
有栖
お姉ちゃんどうだった？
お姉ちゃん
ダメだって……
有栖
え？なんで？
お姉ちゃん
私も聞いたけど、教えてくれなかったのよね……。
有栖
そ、それは納得いかないよ！
白猫
にゃあ……
お姉ちゃん
納得いかないでしょうが……逃がして来なさい…
有栖
…分かった………。
有栖
行こう。
白猫
にゃあ………
外
有栖
はぁ……。
有栖
なんでダメなの？
白猫
にゃあ！にゃあ！
有栖
………
有栖
…バイバイ……………。
白猫
にゃあ……
家
お姉ちゃん
ちゃんと逃がして来た？
有栖
うん……
お姉ちゃん
……
有栖
じゃあ、部屋行くね……
お姉ちゃん
分かったわ……。
有栖の部屋
有栖
なんで……飼っちゃいけないの？ﾎﾞｿﾂ
有栖
なんでっ！なんでっ！！
有栖
久しぶりに新しいオモチャになりそうだったのに……！((ﾎﾞｿｯ
コンコン
お姉ちゃん
有栖？ご飯の時間よ！
有栖
は～い！
食卓
お姉ちゃん
ねぇ、有栖
有栖
ん？どうしたの？
お姉ちゃん
お母さん達がどうして飼っちゃいけないか知りたくない？
有栖
…知りたい………
お姉ちゃん
あのね、有栖は知らないだろうけど……この家には……
お姉ちゃん
地下室があるのよ……
有栖
そんなのあったんだ……
お姉ちゃん
そこに、何かあると思ってるの……。
有栖
行きたい。
お姉ちゃん
そう言うと思った…。
お姉ちゃん
食べおわったら、案内してあげるから…。
有栖
分かった！
食後
お姉ちゃん
行くわよ！
有栖
うん！
有栖
なんか……さ、こういうのってワクワクしない？
お姉ちゃん
そうね！
お姉ちゃん
着いたわよ！よいしょっと！
そこには地下室へと続く階段があった……
お姉ちゃん
さ、行きましょ！
有栖
うん……！
有栖
(何だか不気味だなぁ……)
ガチャ
有栖＆有栖のお姉ちゃん
うわっ！？
有栖
何？この…匂い……
お姉ちゃん
臭いっ……！
有栖
な、な、な、
お姉ちゃん
どうしたの？
有栖
何これ……？
お姉ちゃん
もしかして……人？
有栖
ううっ
お姉ちゃん
だ、大丈夫？気分悪くなったら言って？
有栖
う、うん……。
有栖
お姉ちゃんは……さ、なんでこの場所知ってたの？
お姉ちゃん
見たのよ……お母さん達が入っていくのを…
有栖
…そう……なんだ……。
？？？
にゃあ！
有栖＆有栖のお姉ちゃん
！？
有栖
この声……猫？
お姉ちゃん
でもなんで……？ここは地下室……
白猫
にゃあ！
お姉ちゃん
！？
有栖
！？
有栖
嘘！？あの時の猫ちゃん！？
お姉ちゃん
な、なんで……？
白猫
ふしゃあああっ！！
有栖
きゃあっ！？
お姉ちゃん
有栖！
お姉ちゃん
っ……有栖……！ごめんなさい私の不注意で………
有栖
だ、大丈夫だよ！これぐらい！平気平気！
お姉ちゃん
でも……１回戻って手当した方が……
有栖
分かった……先に戻るね……
お姉ちゃん
……待ってるわ…
地下室の外
有栖
(ふ～上手くいった！)
有栖
(魔法が使えるとか、信じないだろうし！)
有栖
(あとは…色々準備するだけ！)
お姉ちゃん
まだかしら……
有栖
お待たせ！
お姉ちゃん
有……栖…？
お姉ちゃん
はぁやっときっ！？
有栖
あと3秒♪
お姉ちゃん
な…ん……で
お姉ちゃん
……………
有栖
やっと、気を失ったかな？
有栖
あ・と・は……
有栖
縛るだけ……！
3分後
お姉ちゃん
んん……！
有栖
あ……起きた？
お姉ちゃん
あ、有栖……
お姉ちゃん
一体どう言う事……
有栖
？首締めて気を失わせて、縛っただけだよ？
お姉ちゃん
なんで……こんな事……
有栖
理由は無いよ？
有栖
ただ…やりたいからやるだけだよ？
有栖
家族でも一緒傷つける対象だよ？
有栖
ｽｯ
お姉ちゃん
！？
お姉ちゃん
なんで……ナイフなんか持ってるの……？
有栖
さっきも言ったよね？家族でも一緒傷つける対象だよ？
お姉ちゃん
いや……止めて…まだ死にたくない……
有栖
お母さん達も一緒
有栖
お母さん達も殺りたい事殺ってるからね……
有栖
お姉ちゃんはそんな事出来る人じゃあ無いからぁ！
有栖
殺してもいいってお母さん達から言われたの！
有栖
私達の家は殺し屋の家系だからね！
有栖
そんな事も出来ない人は要らないんだよねぇ……
お姉ちゃん
う…そ……やだ…そんなの…………信じない！
有栖
ほんとだよ？信じないなら別に良いけどさ！どーせ死ぬんだし！
お姉ちゃん
や……だ
有栖
あ～あ可哀想～
有栖
皆から見放されて！
お姉ちゃん
死に……たくない……！
有栖
じゃあねお姉ちゃん！
お姉ちゃん
あああぁああぁあぁぁああぁあぁあぁぁぁあぁぁ
有栖
やっぱり皆腕とられたら、発狂するよね～！
有栖
んじゃ、もういっちょお！
お姉ちゃん
ああぁっいやっ……止め……止めて！
お姉ちゃん
あぁぁあぁあぁああぁぁあああぁぁあぁあぁ
お姉ちゃん
はぁはぁ……
お姉ちゃん
もう嫌……殺して……
有栖
え～？殺してくださいって言ったら殺してあげる！
お姉ちゃん
殺して……ください……
有栖
はい！よく言えました！
有栖
バイバイ！
ｸﾞｻｯｸﾞｻｯｸﾞｻｯ
これ以降誰も有栖の姉を見かけることは無かったという。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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