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青
桃
なんか、出したくなった(？)
今、青宮の心を読めばどう思っているかわかる
でも、それは怖かった
欲しいと言われても、
きっと俺はどっちでも満足しない
...本音かもしれないから
なのに、聞いた
答えなんか聞きたくないのに、聞いた
青宮は一瞬黙ってから、のんびりした口調で答えた
青
青
青
青
青
青
そうだ...
知りたくない感情なんてこの世には山ほどある
笑顔の裏とか
分からなくたっていい感情とか...
こんな能力、死にたくなるほど要らなかった
青
その言葉に、俺は露骨に眉間しわをよせた
青
青
青
青
まぁ、確かに
"見かけで判断"はしなくて済む...
青
青
青
桃
青
桃
青
青宮は面白いやつだと思う
見てて飽きないし
表情がころころ変わって可愛いし
そのおかげで、心を読まなくても今どう思っているか分かる
青宮はその後も懲りずに俺の考えていることを予想し出した
でも、
早く寝たいとか
デパートに行きたいとか
遊びに行きたいだとか
全部かすりもしてなかった
なんなら、全部青宮がしたいことのような気もするけど...
桃
青
青
桃
青
青
桃
青宮は頭を抱えている
周りの塀にぶつからないか、危なっかしくて見ていられない
青
青
青
知ってるよ、？
青宮の家はもっと遠くにあるってこと
俺が寝不足で少し体調が悪いことを随分前から察していたこと
だからすぐに返してあげなきゃと思って
家は近くだと嘘をついたこと
全部バレていると知らない彼がおかしくて
気づかれないようにうつむいて
口を手で塞ぎ小さく笑った
桃
青
青
桃
桃
青
青宮は半信半疑の表情を浮かべているが、
俺はこれ以上問われないように先を歩いた
桃
青
...なんとなく、まだ帰りたくなかった
知らなければよかった感情の逆は
知ってよかった感情だ
今、青宮の心に触れて
そういう考えもあると初めて気づいた
青宮はどうして、
俺の卑屈さが馬鹿らしく思えてくるような...
そんな考えをくれるんだろう
青
桃
"見えない優しさが見えたりする"
初めて見つけたかもしれないな...
この能力のいいところ
𝑁𝑒𝑥𝑡➯➱➩3000
ごめん、欲張った🥺
コメント
6件
♡1500で力尽きた…w 後でもっと押さないとw 続き楽しみ〜！
続きみたい！
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