私の嫌いなアノ子

なんか飽きてきた。

10話もせんくらいで終わると思う()

どーぞ

会ったらいつも笑顔で明るい夾はまるで死んでいるかのように静かだった。

付き合って2年。

たった2年なのにこんなことになるなんて想像していなかった。

初めは好きでもなく付き合っていた。

今も好きという感情はないように感じた。

ときめいたり胸が高鳴ったりしたことがなかったから。

でもこうなってから気づいた。

友達だからではなく

彼氏だからこそこんなことになって悲しいと。

今はただ目覚めるように祈るしかなかった。

毎日のように夾の見舞いに行った。

あるはずのない返事。

いつもなら優しく返事してるれるのに。

それでも私は夾に毎日話しかけた。

1ヶ月経っても夾が目覚めることは無かった。

目覚めるどころかだんだん弱っていった。

そんな夾を見ていられなくなって見舞いに行かなくなった。

ポジティブにいたつもりだけどそれはフリだ。

ほんとは元気なんてなかった。

毎日泣いていた。

それでも私が元気を演じていたのは

、お父さん似かな。

ガッカリさせたに違いない。

でもホントのことだもの。

夾が好きだと気づいた今も特に夾を必要としていなかった。

ただまた前みたいに仲良く、恋人みたいに、、。

それは、夾を必要としている感情なのかもしれない。

私はほんとに夾が必要なのかな。

夾は私がほんとに必要だろうか。

朱鳥で良かったんじゃないだろうか。

私は夾を幸せにはできない。

だから夾は私じゃなくても―。

夾が事故にあって半年後

夾のお母さんも悲しいだろうに。

寂しいだろうに。

なぜ笑顔でいれるのだろう。

1ミリも悲しい表情を、寂しい表情をしないのが羨ましかった。

私には無理な事だ。

やっぱり私には悲しい感情を隠せない。

翌日

それから私達3人は毎日話した。

私と夾が付き合っていたと明かすことなく。

でもこれでいいの思ったの。

夾が幸せになってくれるなら

でも、やっぱり誰にも夾を渡したくない。

そんな独占欲に私は絡まれていた。

私、やっぱり夾が好き。

でも今この気持ちを持っているのは私だけ。

私、バカみたい。

自分の都合のいいように言葉を使って。

ほんとは違った。

ほんとにただの友達を演じようと思っていた。

でもやっぱり夾の彼女に変わりはない。

夾が好きなのには変わりは無い。

だからこの言葉は今考えて言った。

夾を取られたくなくて。

朱鳥ちゃんと呼んでいたのにも関わらずいつの間にか呼び捨てになっていた。

私はまだ呼び捨てで呼ばれてない。

夾の事あまり好きじゃないみたい。

夾に対してほとんど口も聞かなかったらしいよ。

朱鳥に裏切られた。

朱鳥はいつも私と夾の時間を作ってくれてた。

それはどうして？

夾のことが好きだったのなら、普通は邪魔するでしょ。

私から夾を奪ったのは面白半分？

それともほんとに夾のことが好きだったの？

そんな朱鳥に心底腹が立った。

夾にも八つ当たりしてしまった。

でも私といた時より夾は幸せそうな顔をしている。

夾が幸せになるならそれでいい。

2人には、もう私は必要ないよね。

だから私は

遠い場所に行ってもいいよね。

逃げてもいいよね。

もう辛い思いをしなくても、いいよね。

この後の展開もりもり想像しちゃった(？)

恋人奪うってありガチ？

知らんけど。

じゃ