/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
花咲かじいさん
おい
花咲かじいさん
おい揉も太郎
花咲かじいさん
おい
花咲かじいさん
見てんだろ
桃太郎
はい
桃太郎
見てます
桃太郎
あと毎回も言ってますが
桃太郎
俺の名前は桃太郎です
花咲かじいさん
なんでワシが怒ってるか
花咲かじいさん
わかるよな
桃太郎
はい
桃太郎
心当たりはあります
花咲かじいさん
そうか
花咲かじいさん
言ってみ
桃太郎
じいさんから借りた犬のポチを
桃太郎
鬼ヶ島に連れて行く道中
桃太郎
逃がしてしまったことです
花咲かじいさん
そうだ
花咲かじいさん
なあ
花咲かじいさん
揉も太郎
桃太郎
桃太郎です
花咲かじいさん
ワシもさ
花咲かじいさん
好きで怒ってるんじゃないんよ
花咲かじいさん
そこんとこわかってる？
桃太郎
はい
花咲かじいさん
揉も太郎がさ
桃太郎
桃太郎です
花咲かじいさん
どうしても鬼ヶ島に連れて行く犬が見つからないって言うからさ
花咲かじいさん
ワシが貸してやったんだよ
花咲かじいさん
そりゃあさ
花咲かじいさん
ワシも貸すのは嫌だったよ？
花咲かじいさん
鬼ヶ島なんて危ないし
花咲かじいさん
怪我でもしたら大変だし
花咲かじいさん
でも揉も太郎がさ
桃太郎
桃太郎です
花咲かじいさん
どうしても困ってるって言うからさ
花咲かじいさん
貸してやったんよ
桃太郎
あの
桃太郎
実はポチが逃げ出してしまったのには
桃太郎
理由がありまして
花咲かじいさん
ほう
花咲かじいさん
なに
桃太郎
実はですね
桃太郎
ポチを餌付けていた餌の
桃太郎
きびだんごが無くなってしまって
桃太郎
どっかいってしまったんです
桃太郎
さすがにきびだんごがないと
桃太郎
従わせるのは無理があってですね
花咲かじいさん
知らんがな
花咲かじいさん
なあ
花咲かじいさん
揉も太郎
桃太郎
桃太郎
花咲かじいさん
ワシさ
花咲かじいさん
ポチのこと子供のように可愛がってたのよ
花咲かじいさん
どうしてくれるん
桃太郎
えっと
桃太郎
あのですね
桃太郎
きびだんご作りましょか？
花咲かじいさん
いらんわ
花咲かじいさん
ポチ返せ
桃太郎
えっと
桃太郎
じゃあ
桃太郎
鬼ヶ島から取り返した財宝あげましょか？
花咲かじいさん
え
花咲かじいさん
ホンマに？
花咲かじいさん
いくらくらい？
桃太郎
少なくとも爺さんの孫の孫の孫の代まで遊んで暮らせるくらいかと
花咲かじいさん
まじかい
花咲かじいさん
揉も太郎
花咲かじいさん
いや桃太郎さん
花咲かじいさん
これからも仲良くやって行きましょや
桃太郎
ポチへの愛はどこいった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
