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は、天才かよ! 最高じゃねぇか!
フォロー失礼します! ハイキュー見ていたから うれしいです! これからも楽しみにしています
ラ ス ト が 分 か る よ う に 英 語 勉 強 し ま す … 🥲︎
小雪(こゆき)
母
小雪(こゆき)
母
小雪(こゆき)
母
たったそれだけ。
それだけのお話。
チチチ…⏰
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
妹
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
妹
前髪は若干巻いて
まつ毛をあげて、透明なマスカラと
パウダーをはたいて、眉ブロウを
最後に口紅をぬって
小雪(こゆき)
朝の一言目はいつも緊張する。
ゆっくり息を吸って、吐いて
口角を上げて
小雪(こゆき)
ほら、できた。
岩泉
及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
2人とは昔からの幼なじみ。
よくバレーに付き合わされては 断ってきた。
だって、あの頃の私はそれ以上に___.
及川
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
岩泉
及川
小雪(こゆき)
2人は夢に向かって真っ直ぐで 素敵だ。
こういう人が努力家というのだろう。
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
岩泉
及川
岩泉
小雪(こゆき)
及川
小さい頃は2人の 練習や試合を時間がある時に見ていた。
でも、最近は全然見なくなって
全校応援の時も見るのが憂鬱で
よくズル休みして2人に怒られたっけ
小雪(こゆき)
先生
先生
モブ
モブ
小雪(こゆき)
先生
先生
小雪(こゆき)
モブ
学級委員委員長
学級委員委員長
モブ
モブ
小雪(こゆき)
学級委員委員長
小雪(こゆき)
モブ
岩泉
モブ
モブ
小雪(こゆき)
モブ
小雪(こゆき)
モブ
学級委員委員長
学級委員委員長
及川
小雪(こゆき)
及川
及川
及川
小雪(こゆき)
及川
及川
及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
習字は小2の時から始めた。
周りは小1や幼稚園の時から はじめていて
私は1歩遅れたスタートで 毎週書道教室にいくのは憂鬱だった。
中学に上がる時、例年の人は 書道を辞めるのに辞めなかったのは
先生
小雪(こゆき)
先生に辞めるって言いにくかったから。
中学に入ってからお習字は 書道へと変わった
行書、草書、隷書、篆書、造像記
今まで楷書だった書体から 色んな文字を書けるようになり
それがほんのちょっと楽しかった。
高校も入試が面倒くさかったから 書道推薦でいくことにした
結果は無事合格
私は書道部に入ることになって
…今は休部している
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
岩泉&及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
母
小雪(こゆき)
及川
岩泉
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
岩泉
母
及川
母
母
母
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
岩泉&及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
岩泉
(3人が走り出す)
母
母
小雪(こゆき)
及川
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
(小雪が躓く)
岩泉
小雪(こゆき)
及川
(及川が地面に寝そべる)
小雪(こゆき)
及川
及川
及川
小雪(こゆき)
岩泉
(岩泉も寝そべる)
岩泉
小雪(こゆき)
岩泉
岩泉
岩泉
岩泉
小雪(こゆき)
岩泉
岩泉
岩泉
及川
及川
及川
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
岩泉
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
中3の時、母からは白鳥沢を受験しろ と言われてた。
それでも私が青葉城西を受験したのは
もちろん、2人がいるのもだけど
いちばんは、書道部があったから。
私はどうしようもないくらい 書道がすきだった。
母からは猛反対をくらって
それでもどうにか説得して 推薦がもらえたらいいって
書道なんてと言いながら
本当はどうでもよくなかった。
だいすきだった。
高校の書道は今までの"お習字" とは訳が違って
中学の頃みたいに 賞は思ったようにとれなくて
初めてとれたのは 高1の県展の時だった。
母
顧問
皆が褒めてくれて
周りが認めてもらえた… そんな気がした。
それでもやっぱり私は県止まりで
朝練、昼練、放課後
自分にできる最大の努力を重ねる日々。
そしてその努力がやっと実ったのは 高2の秋だった。
顧問
小雪(こゆき)
その結果を見た私は電車にも関わらず 涙が出てきた。
小雪(こゆき)
私立という高い高校に 通わせてくれた母に
感謝を1番に伝えたかった。
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
母
母
小雪(こゆき)
やっとこれで認めてもらえた。
…そんな気がした
でも
母
母
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
母
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
○○大学賞順
___賞
____賞
学長賞
小雪(こゆき)
結局、学長賞の方が上で
私は学長賞から5つほど下の 賞だった。
小雪(こゆき)
母
母
久しぶりに上機嫌な母を見て 嬉しくて
でも、それより苦しいが勝って
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
母
小雪(こゆき)
母
お母さんはしばらく そのサイトを見つめたあと
母
短くため息をついた。
たったそれだけ。
それだけのことなのに
小雪(こゆき)
私は怖くなった。
それからまた練習の時間を増やして
練習がない日も 公民館をかりて練習するようになった。
それでも
顧問
小雪(こゆき)
"努力は裏切らない"
なんて嘘だったんだ。
小雪(こゆき)
モブ
小雪(こゆき)
キキーッ🚗
ドンッ
私は事故にあった。
どうやら居眠り運転だったらしい。
近くにいた人が私に声をかけてくれて 大事にはいたらなかったらしい。
けど
先生
先生
小雪(こゆき)
私は右手を骨折した。
書道の右手を
小雪(こゆき)
書道は右に流れる作品がほとんどで
作品は右手で書く方が好まれるから 左利きでも右手になおすことが殆ど。
そんな私がしばらく右手を使えないのは かなりの致命傷だった。
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
1週間
2週間
1ヶ月
休み癖はどんどんついてきて
2ヶ月たっても3ヶ月たっても
私が部活に戻ることはなかった。
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
ポタッ
小雪(こゆき)
及川
あぁ、そうだよ
私、2人が羨ましかったの。
負けても苦しいことがあっても 好きなことに向かって真っ直ぐに 突き進む君達が。
小雪(こゆき)
心底羨ましかったんだよ。
及川
小雪(こゆき)
及川
岩泉
小雪(こゆき)
その真っ直ぐな眼差しが
不快で、苦しかった。
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
汗臭いコート
うるさいほど響く応援
小雪(こゆき)
私のあの時のことを彷彿とさせるには 十分すぎるくらいで
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
パァン
心地よい音
小雪(こゆき)
あぁ、あれだ、あの日だ。
岩泉
及川
川辺でバレーをする2人を
ただ、ただ見つめてたあの日
小雪(こゆき)
2人ともまだ下手くそで
サーブも、アタックも、レシーブすら まともにできない
それなのに
及川
2人は凄く楽しそうで
小雪(こゆき)
この時間がずっと続けばいいのに
そう思った。
そーーーれっ!
小雪(こゆき)
いつの間にあんなに2人とも 大きくなったんだろ。
昔なんか私と大して 身長変わらなかったのに。
及川
及川
岩泉
筋肉のついた足も
傷だらけの体も
小雪(こゆき)
モブ
モブ
小雪(こゆき)
パァンッ
小雪(こゆき)
及川
日向
跳躍力
スピード
それを操る運動神経
素人から見てもその才能は圧巻 するものだった。
モブ
モブ
モブ
モブ
小雪(こゆき)
2人はなんでバレーするの?
岩泉
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
及川
及川
及川
及川
小雪(こゆき)
及川
及川
及川
及川
ないと思ってたら一生こないよ。
岩泉も、及川も
2人は烏野みたく才能なんてない
天才じゃない。
モブ
モブ
けど
小雪(こゆき)
及川
2人はどうしようもなく バレー馬鹿だ。
私はそんな2人が
パァンッ
及川
岩泉
地面にボールがたたき つけられる音
転がるボール
2人のバレーボールにかけた3年間は 呆気なく終わっていった。
及川
青葉城西部員
努力は必ず実るとは限らない。
才能に潰されるかもしれない。
けど
小雪(こゆき)
岩泉
モブ
小雪(こゆき)
及川
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
岩泉
及川
才能なんてないし
努力しても結果は思ったように いかなくて
その結果に打ちのめされる毎日だ。
それでも
小雪(こゆき)
モブ
モブ
小雪(こゆき)
私はどうしようもなく書道が好きだ。
小雪(こゆき)
小雪(こゆき)
私が書道を続ける 理由はそれだけでいい。
小雪(こゆき)
だって
及川
小雪(こゆき)
岩泉
君達がそれに気付かせてくれたから。
小雪(こゆき)
私の親愛なる親友へ