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蓮
蓮
蓮
蓮
SCP-1917-JP 夜が明けるまで踊らせて、それがダメなら貫いて
蓮
蓮
・krnk ・2人は付き合ってます ・死ネタ? ・原作の設定から1部変えています ・ちょい長め?(109タップ)
それではどうぞ
きりやん
どうして
どうして…
どうして、こうなったんだろう
数時間前……
財団職員
きりやん
目の前には、俺の恋人がいる
いや、違うな
正確には、恋人"だった"人。
彼は、不慮の事故で亡くなった
俺が病院に駆け込んだ時にはもう既に虫の息で…
Nakamu
絶え絶えの息で、彼が伝えた言葉がそれ
俺は涙を流しながら彼を抱きしめる事しか出来なかった。
Nakamu
彼はその言葉を最期に…
…………
………
……
…
普通なら、驚くだろう
知らない番号、知らない人から電話がかかってきて
死んだ恋人が居るから来て欲しい なんて言われるなんて
俺だって、驚いた
そうやって駆けつけたその場は、まだ夏の正午だと言うのに真っ暗で、星が見えていたから。
夢を、見てるんじゃないかって
でもそこには、いた。
Nakamu
一言も発さず、静かに踊る、彼が。
俺はいつのまにか手に握っていた銃を、彼に向けなければならない。
その前に、彼と話したい
財団職員
きりやん
俺は、静かに踊る彼と向き合った。
きりやん
Nakamu
きりやん
Nakamu
Nakamu
楽しそうに笑って舞う彼の顔が愛おしい 俺も、ずっと見ていたい。
でも、それはダメなんだ。
財団職員
今、俺たちを静観しているあの人が言っていた。
彼をこの銃で撃ち抜かないと…
周りの人々は、夜明けを知覚できなくなるのだと。
これを放置すれば、世界中に広がって 世界中の人々が夜明けを知覚できなくなって、取り返しのつかない事になる
だから俺は、彼を……
きりやん
きりやん
きりやん
Nakamu
彼は笑う。諦めたように。
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きりやん
俺は、流れそうな涙を堪えながら叫ぶ
きりやん
きりやん
きりやん
我慢できず、立ち尽くしながらボロボロ泣く俺を見て、職員の人は冷酷に言葉を綴る
財団職員
きりやん
掠れた声で、ただ叫ぶ。
こんなに泣きじゃくる俺を前にしても、Nakamuは踊りをやめなかった。
楽しそうに、安心したように。 人形のような顔は薄い笑みを浮かべていて 星空の僅かな光を受けて。
きりやん
また俺は、Nakamuを見据える。
きりやん
彼は踊りながら、俺を見ていた。 生前のあの光とともに。
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きりやん
きりやん
きりやん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きりやん
きりやん
きりやん
Nakamu
俺は引き金を引いた
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮