りいぬ
私立イチゴ学園に通う高校生
1-A
勉強皆無
犬耳と尻尾が特徴。
るぅとくんと同級生で仲良し。
さとみくんの恋人。
さとみ
私立イチゴ学園に通う高校生
2-A
勉強、スポーツ、何でもできる完璧人間。
ころんくんの幼馴染み。
莉犬くんの恋人。
__あっという間に放課後。 ガラガラ
るぅと
いつも通りにころん先輩を迎えに来たが、 教室に残っていたのはさとみ先輩だけで、 ころん先輩は見当たらなかった。
さとみ
ころんならさっき帰ったぞ。
せっかく二人にしてやったのに
喧嘩でもしたのか?
え、喧嘩...? 全く身に覚えがないんですが...
さとみ
走れば間に合うかもなー
よく分からないけど、とりあえず今は先輩を 追いかけなきゃ...!
るぅと
るぅと
いた!あの後ろ姿は絶対にころん先輩!
るぅと
ころん
僕はそのまま走っていき、先輩に抱きついた。
るぅと
るぅと
僕、嫌われちゃったのかなって...ギュウッ
ころん
かったから離して...///
るぅと
駅まで手を繋いでくれるならいいですよ?
ころん
僕は先輩から体を離し、 代わりに手を差し出した
ころん
先輩は恥ずかしがりながらも 僕の手を取り、握ってくれた。 僕はそれだけで満足だったけど、 どうせなら...と思って、 指を絡め、恋人繋ぎにした。
ころん
るぅと
ころん
るぅと
こんな、恋愛としてなのか人としてなのか 分からないような、微妙な「好き」... 僕はすっごく卑怯だ。 僕のキモチを先輩に知られて、 拒絶されるのが怖いから、 どうしても臆病になってしまう。 ...もう駅が近づいてきた。 手を離すのが寂しくて、 繋いでいる手に少し力をいれた。 すると先輩も強く握り返してくれて、 少し微笑んで言った。
ころん
るぅと
主