翔太
涼太
翔太
翔太が一枚の写真を見せて来た
それは幼稚園時代の俺たちの写真だった。 勝気にレンズを睨みつけているのが俺。 今と違って気弱そうにしているのが翔太。
涼太
翔太
涼太
翔太
翔太母
翔太
翔太母
渡辺妹
翔太母
先生
翔太
翔太のママは、生まれたばかりの妹をあやしながら、慌ただしく帰って行った。
ママを見送りながら少し涙目になっている翔太の手を取って、俺は一緒に積み木で遊ぼうと誘った。
涼太
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
二人で楽しく積み木を組み立てていると、いじめっ子がやって来た。
いじめっ子
翔太
翔太が俺の後ろに隠れる。 その子は体も大きくていつも女の子を泣かせていた。 最近は翔太をいじめている。
いじめっ子
ガララッ
翔太
いじめっ子
翔太
涼太
俺は二回りも大きいそいつに飛びかかった
いじめっ子
涼太
翔太
俺は馬乗りになり、全体重をかけてそいつを殴った
いじめっ子
いじめっ子
涼太
翔太
涼太
翔太
涼太
〜夕食〜
涼太
涼太母
涼太
涼太母
涼太
涼太母
俺は、母親に翔太の家が引っ越すことを聞いて、この世の終わりかと思うくらいに落ち込んだ。
涼太
翔太
涼太
翔太は首をぶんぶん振る
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
翔太
涼太
翔太
涼太
涼太
翔太
涼太
翔太
ぎゅっと抱きしめられて、俺は赤くなった
涼太
翔太
幼稚園から帰った後、俺たちは公園で遊ぶと言ってそのまま近所の神社へと向かった
翔太
涼太
翔太
俺たちはしっかりと手を繋ぎ、神社の境内に入った。
日はどんどん暮れていき、オレンジ色だった空も真っ暗になっていく
翔太
涼太
バササッ
涼太
翔太
涼太
翔太
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
翔太はずっと俺にしがみついていた
翔太
涼太
俺は着ていたパーカーを脱いで、翔太に着せてやる
翔太
涼太
俺は、神社の中のお賽銭の奥にある建物の戸を開けてみた
涼太
翔太
涼太
本当はものすごく怖かったけど、凍え死ぬよりいいと思って、俺は翔太の手を引いて中に入った
翔太
涼太
翔太
涼太
二人、くっつきあっているうちに、翔太がウトウトし始めた。
涼太
翔太
涼太
翔太
俺は眠った翔太のほっぺにキスをして、破れた障子の隙間から、夜空を見た
空には、それはそれは綺麗な満月が俺たちを見ていた
涼太
涼太母
涼太
次の日。 神主さんにあっさり見つかった俺たちは両親からむちゃくちゃ怒られた。
しかも、翔太は熱を出して寝込んでしまったらしい
翔太母
涼太
翔太母
涼太母
涼太
翔太母
涼太母
翔太母
翔太母
翔太母
涼太
涼太母
翔太母
涼太母
涼太
翔太母
俺たちは翔太の家を後にした
〜引っ越し当日〜
涼太母
涼太
涼太母
涼太
涼太母
涼太母
涼太
俺は同じ部屋に寝ている赤ちゃんを起こさないようにして、家を抜け出した
涼太
翔太
引っ越しのトラックには荷物が殆ど積み終えていて、もうすぐ出発するところだった
涼太
翔太
涼太
翔太
翔太
翔太
涼太
翔太
翔太
涼太
翔太
翔太母
俺は翔太ママに見つからないようにトラックの後ろに翔太を引っ張って連れて来た
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
翔太
涼太
翔太
翔太
涼太
俺は涙が滲んだ翔太にそっと口付けをした
涼太
翔太
ブロロロロロロ
涼太
俺は、いつまでもいつまでも翔太に手を振っていた。
翔太
翔太も涙を堪えて、俺に手を振っていた
翔太
涼太
翔太
涼太
翔太
涼太
俺は普段使っている革の手帳を見せた
翔太
翔太
涼太
翔太
いつまでもこの時間が続きますように
俺たちは呼ばれてリハーサルへと向かった
コメント
22件
感動😭 実は3.12卒業式でした それもあいまってずーっと泣いちゃってます😭😭😭
ゆり組♡ほっこりします(◍︎´꒳`◍︎)