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目の前に散る赤い花のように見えたそれは
君とは思えないものから出ていたんだ
そして、
うごけない君が言う
大好きだよって
僕にはそう聞こえた
そう聞こえたような気がした
そして、僕は叫ぶんだ
君じゃなくなった君に
僕が君だと思っている君に
僕は
叫ぶ
大好きだって
君がいなくなるわけが無い
太陽のような眩しい笑顔が
今でも頭で再生されるんだ
僕は、
僕は…
大好きなんだ君を
大好きだったんだ君を
そう、
それは
美しい花に囲まれ
人という穢れを知らない君が
眠る姿を見るまでは
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