涼花
お母さんからの通知も確認する。
しかし、送られた内容も数も一緒だった。
涼花
私は、恐る恐るトーク画面を開いた。
お母さん
涼花
お母さん
お母さん
涼花
涼花
お母さん
涼花
涼花
お母さん
お母さん
涼花
涼花
お母さん
涼花
涼花
お母さん
お母さん
涼花
涼花
お母さん
お母さん
涼花
お母さん
涼花
お母さんとのトーク画面を閉じて、ため息をつく。
涼花
涼花
涼花
涼花
涼花
涼花
その時、コンコンと玄関の扉が叩かれた。
涼花
涼花
玄関の前に立ち、訪問者に問いかける。
涼花
龍斗
涼花
扉を叩いてきたのは、このマンションに住む幼なじみ。
昔から面倒をよく見てくれた、龍斗お兄さんの姿だった。
涼花
龍斗
龍斗
涼花
龍斗
龍斗
涼花
龍斗
涼花
龍斗
龍斗
龍斗
私は、玄関の扉をゆっくりと開けた。
この時ほど、ドアスコープを覗いていればと後悔するなんて思わずに。
涼花
扉を開けた瞬間に、腹部に赤いシミが出来る。
ニタァと笑うお兄さんの手には、私の腹部に刺さっている包丁が見えた。
腹部の鋭い痛みに、思わずその場に座り込んだ。
押さえていても、傷口は塞がらず血がどんどん溢れていく。
涼花
龍斗?
龍斗?
龍斗?
涼花
龍斗?
龍斗?
そう言う彼の顔は、どこか寂しそうで。
龍斗?
龍斗?
そして、彼にもう一度包丁で刺される。
涼花
―私の意識は、そこで途絶えた。
コメント
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すごい!