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そこから続く 物語とか書いたりとか? 見て見たくて…別れてから何年とか
蓮が私じゃない女の子や、 他の知らない女の子とか、
私が蓮じゃない誰かと幸せになってるのは
想像できないし
したくもない、
幸せになってるところを想像すること自体が怖くなってきたの、
でも、
蓮と幸せになる相手
この先一生をかけて一緒にいる相手
心から愛し合える相手
それは
私じゃない、
私じゃ、
ダメなんだ、
ダメなんだよ、
私はある朝彼に別れを告げることを決意した
いつもは巻いていく髪の毛も ストレートで
いつもならメイクばっちりの顔だけど仕事用の少し薄めのメイク
蓮の家の合鍵と お揃いにしたペアリングを入れた 封筒をカバンに入れて 外に出る
私は信じてたよ、
蓮から何度も聞いた
「ずっと一緒」
って言葉を
たとえ蓮が忙しすぎて
会えなくても 寂しくても
蓮が優しく電話をしてくれたり
デートの時間を作ってくれたり
いつしか私たちの見える距離より
見えないはずの心の距離が
程遠くなってしまったのは
いつから無くなったのかは分からないけど
すごく幸せだったよ
ありがとう
私を幸せにしてくれて
ごめんね
蓮の癒しになれなくて、
私が蓮を幸せにできなくて
たくさんの思い出が蘇って
涙が溢れそうになるけど
もう私は振り返らない
前だけを向いて、
お互いが幸せになれる道を選んで
いつかまた蓮に会えた時に
“ありがとう、今私は幸せだよ”
そう言えるように
もっと成長するって決めたの
いつか蓮の幸せになった姿も見せてね、
蓮の住むマンションに着いて
インターホンを押す
「どうした??」 なんて少し焦ってる
でも私の気持ちはもう変えないから
後悔なんてもうしないから
黒島はる
声が震えてしまった気がしたのは どうしてだろう
未練はないのに
怖いだけ?
蓮が素直に受け入れてくれなかった時の対応を考えてなかったから??
ううん
どんな後悔をしたとしても
自分も誰も恨まないって決めたから
しばらくしたら部屋から蓮が出てきて私を部屋に入れてくれた
目黒蓮
黒島はる
目黒蓮
黒島はる
目黒蓮
目黒蓮
黒島はる
少し深呼吸して
黒島はる
黒島はる
私は真っ直ぐに蓮を見つめて言葉を放つ
目黒蓮
目黒蓮
蓮は困惑してるのは言葉を詰まらせる
黒島はる
黒島はる
目黒蓮
嫌がるのかな、
あっさりいいよって言ってくれるのかな??
カバンから封筒を取り出して 付け足して話す
黒島はる
黒島はる
黒島はる
私が伝えたいことはある程度伝えたから
あとは蓮の答えだけ
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
蓮は私から顔を逸らして話し始める
私は少し驚きに戸惑う
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
黒島はる
もう終わらせた話だからもういいの
だからその人と幸せになってね
黒島はる
目黒蓮
黒島はる
“笑っていてね”
私はそれだけ言って蓮の部屋を出た
少し蓮じゃない匂いがしたのは気づいてた
でも、その匂いの主と幸せな日常を過ごすんだよ
私と居た時よりもずっと幸せな日々を
私は
蓮のことちゃんと好きだったよ
重いかもって思われるくらいに大好きだったよ
私が蓮を幸せに出来なかった分
新しい彼女さんに幸せにしてもらってね
外に出た時心の中で 呟いた言葉は
綺麗な虹を作っていた
END