コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
澪ミオ
澪ミオ
3年前
全国大会 女子個人ロード決勝前
監督
澪ミオ
監督
鳴子(中学)
澪(中学)
鳴子(中学)
澪(中学)
📢「今、女子個人ロードで先頭を走っているのは——!」
📢「ゼッケン23番、神奈川代表・南澪(みなみ・みお)選手!」
📢「まさに“風の少女”! 登りでの加速が異次元です!!」
📢「後続と40秒差!!これは伝説になるかもしれません!!」
澪(中学)
📢「——っと!?南選手、少しバランスを崩したか……!?!」
📢「いや、違う!これは……!」
📢「南選手、バイクを降りて……その場に膝をついた!!?」
澪(中学)
あの時、何かが壊れたの。 足じゃない。——心の方。
無理をして走ってたわけじゃない。 ただ、夢中だっただけ。 ……風になりたかっただけ。
けどあの日から、 私はもう風に乗れなくなった。
??
??
澪ミオ
澪ミオ
澪ミオ
「もう走らない」って決めたはずだった。
でも、止まっていたのは私の身体じゃない。
“あの時の自分”を認めたくなかっただけ。
……でも今、誰かがそれを見ていてくれたとしたら。
私はまた—— 風の中へ、戻れる気がする。