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いつものように遅刻ギリギリに教室に入った俺は、 既視感のあるざわめきを目の当たりにした。
友人
拓斗
友人
友人が指さしたのは黒板。
そこには、 俺がこの二週間止め続けていたはずの、 怪文書が貼られていた。
拓斗
友人
あのゲームはある程度、 決められたルールの中でやっていたはずだ。
放課後以外には貼らないという暗黙のルールが、 俺たちの中で決められていたんだ。
拓斗
友人
拓斗
友人
怪文書貼りの犯人は生徒会長である奥出、 それは間違いない。
でも、これを貼ったのは確実に奥出ではない。
拓斗
友人
拓斗
友人
拓斗
俺はこっそり携帯を取り出し、 それの写真を撮った。
解読は友人に任せて、 俺は奥出に話を聞きに行くことにした。
放課後、 廊下を歩く奥出の姿を見つけた。
拓斗
奥出
拓斗
奥出
ここではぐらかすのは違うだろ。
拓斗
奥出
ということは、 奥出は怪文書を貼っていない。
拓斗
奥出
先生たちは大慌てだっていうのに、 呑気にゲームをしている場合じゃないだろう。
拓斗
奥出
拓斗
奥出
俺は本気で心配してるんだ。
お前が犯人だって知っているけど、 悪意があってやってるんじゃないって思っているから。
拓斗
奥出
拓斗
俺の言葉は奥出には届かない。
翌日、怪文書の噂はみるみる広まっていった。
友人
拓斗
友人
拓斗
これがただの模倣犯の仕業だとしたら、 そもそも意味など込められてないかもしれない。
友人
拓斗
友人
友人も模倣犯を突き止めたいと思っているのだろうか。
俺は興味というか、 ただムカついただけだ。
貝塚拓斗の知らない間に、 様々な事は進んでいる。
後輩
奥出
後輩
奥出
生徒会長の奥出早紀は、 貝塚拓斗とのデートで選んだプレゼントを手渡した。
後輩
奥出
後輩
奥出
一瞬にやついた後輩はすぐさま表情を隠した。
後輩
奥出
後輩
奥出
後輩は言い過ぎたと思い、 すぐに頭を下げた。
後輩
奥出
後輩
奥出
少し不穏な空気が漂う。
生徒会室には会長と後輩、 二人だけしかいない。
後輩
奥出
後輩
会長は目線を後輩に向け、 読んでいた資料を机に置く。
奥出
後輩
奥出
後輩
奥出
会長の目が睨みに変わる。
疑うべきは別にいると、 そう訴えるように。
後輩
奥出
後輩
奥出
後輩
後輩は、 あくまでも自分は部外者だと、 軽くあしらった。
奥出
後輩
奥出
後輩
奥出
後輩
後輩は再び疑いの目を向ける。
奥出
後輩
奥出
後輩
奥出
会長は資料に目を向け直す。
一度読んだところを繰り返し、 何度も何度も読み返す。
後輩
奥出
後輩
奥出
貝塚拓斗はまだ知らない、 まだ見ぬ嵐がこれから待ち受けていることを。
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