テラーノベル
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史穗
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皆敵だとゆうことくらい分かっていた。 あいつに仕えている理由は、ただあまねを倒したかったから。あいつの言う事なんて聞きたくもない。誰も動かない中私だけ動いた。この世界でたった私だけが昴に立ち向かった。皆私を冷めた眼でみた。何も辛くなかった、そんな冷たい眼さえ何も怖くなかった。仲間を裏切る事のほうがよっぽど怖かったから。
でも、私はもう振り返らなかった。 私の願望に向かった。全てを捨てた。 仲間たちを引き換えに。救えるなら救いたい。たとえ昴にバレ私が56されても。あの子たちだけは、でもあまねは居てはならない。あの子たちのそばに決して居てはならない。私が守らなければ。あまねから私が守らなければ。全て捨ててまで。私の心を身をそして、仲間を。 仲間を助けるため"元"仲間を裏切る。面白そうで面白くない。 昴の前の私はお人形。昴の言う事だけを聞くただのお人形。 昴が怒れば私も怒る 昴が喜べば私も喜ぶ
ただそれだけだ
史穗
コメント
1件
読み終えました……史穗さんの心中がひたすら痛いエピソードでしたね。「元仲間を裏切ってまで守る」という矛盾に自覚的でいながら、もう振り返らないと決めた強さと儚さが胸に刺さります。「私はもう、生きていてはならない」の一文、静かで重くて、何度も読み返してしまいました。彼女がどんな結末を迎えるのか、次が気になります……。