ゆぁ。
ゆぁ。
ゆぁ。
ゆぁ。
ゆぁ。
ゆぁ。
lan
lan
ゆさゆさ >
ilm
助手席で眠っているいるまを
ゆすると、整った顔を
歪ませて、まぶたを開けた。
ilm
lan
lan
そう言って笑いかけると、
いるまは恥ずかしそうにしながらも、
こくりと頷いた。
lan
そうぽつりと呟くと、
聞こえていたのか
いるまが顔を顰めてこっちを向く。
ilm
lan
でもその顔は少し赤く染っていて、
照れ隠しなんだとわかる。
lan
ilm
まあ車の中の出来事は
そのくらいにしておいて…
lan
lan
暖かい風が吹く中、
俺は思いっきり叫ぶ。
ilm
いるまは呆れたようにそう言って
どこからか買ってきた
うさぎのキーホルダーを俺に押し付ける。
lan
lan
ilm
俺はさっそくカバンにつけて
隣につけていたくまさんと写真を撮る。
lan
その後は色々なところを回って、
汗だくになるまで遊びまくった。
lan
ilm
ilm
すっかり日が陰った頃、
ほとんど人の居なくなった
ベンチに2人で座った。
lan
lan
本当は観覧車に乗りたい。
ここの遊園地は
観覧車の1番上で思いを伝えると
永遠の幸せが手に入ると有名だから。
lan
ilm
lan
lan
ilm
聞き返した俺に不思議そうに
言ったいるま。
夕日に照らされて、
いたずらっぽく笑ういるまは
いつもの何倍もかっこよく見える。
lan
観覧車に乗り込んだ後だが、
どちらも喋らず、
気まずい雰囲気が流れる。
ilm
lan
1番上にくる少し前、
2人が同時に口を開いた。
lan
ilm
いつもの余裕そうな雰囲気とは違い
どこかしら不安そうないるま。
ilm
lan
そう言って俺の手を握る。
ilm
ilm
どこか真剣そうな顔で、
俺のことを見てくる。
でも、握ったまま手をいるまが離さないから
これがなんなのか分からない。
ilm
ilm
ilm
そう言った時には、
観覧車が下に着く直前。
ilm
そう言ったいるまは
観覧車から降りていった。
俺の手を開いて、
中を見てみる。
lan
lan
lan
俺はさっきまでいるまが
座っていた温かみの残るベンチを見て、
零れそうな涙を堪えながら
家に帰った。
ゆぁ。
ゆぁ。
ゆぁ。
ゆぁ。
コメント
14件
指輪💍
指輪かな…?最高でした!