鈴
…
お父さんが病気になった看病するのは私
私はお父さんが嫌いだ
子供のころから優しくしてくれた事なんてなかった
鈴
お父さんご飯食べるよ
お父さん
あぁ…った
鈴
自分で立てるでしょ?
お父さん
ごめんな鈴ちょっと待ってくれ…
鈴
早く立てよ!
お父さん
…
私はお父さんに強くあたっていた
仕事のこと
そしてお父さんが昔私につらくあたっていたから
仕方ないよね…お父さんが悪いんだから
鈴
自分で風呂いって勝手に寝てろ!
お父さん
わかっ…たよ…
数ヶ月がたった
病気が悪化していた
精神てきに追い詰められていたらしい
謝ろう…ごめんなさいっていえばいいんだ
ごめんなさいって
その言葉が私からでない
もうそろそろ謝ろう
お父さんの病室へ行く
心臓がバクバクしている
扉前で練習する
鈴
ごめんなさい
鈴
…ごめんなさい
扉を開けた瞬間
大きな音がなり始めた
ピコーンピコーン
お父さんが苦しそう
苦しそう
動いて私!
後ろから沢山病院の人が来る
怖さと信じられない気持ちで 足が動かない…
その時音が変わり
ピーとなった
病院の人
鈴さん田中 雪高さんおなくなりになられました…
手いっぱい頑張ったのですが…
手いっぱい頑張ったのですが…
鈴
…
そして私はお父さんのほうにいった
泣いたそしていった
鈴
もっと!もっと長く生きれるでしょ!
鈴
私を叱ってた気力はどこ行ったのよぉ!!
鈴
…お父さん…ひどいよ
ポロポロと涙が溢れる
鈴
……ごめんなさいっ!
鈴
起きてよぉ!!
私の声が届くことはなかった
けれど
ごめんなさい
って気持ちは伝わったと思う
でも本当に言うべき言葉は
鈴
お父さん
私を育ててくれて
ありがとう
終わり