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あてんしょん

主人公とその相棒は男です。注意してご覧ください。

???

行きますよ…___!

これは、あの子と私の日常。

全ては、あの時から。

人とは物好きなものだ。

飽きれば直ぐに捨ててしまう。

私達「物」は人間を恐れながら生きていく。

名前は無い。

いや…物に名前等、つける必要が無いからだ。

私達は寂しい。

いつまでも、どこまでも。

人に忘れられると、消えてしまう存在なのだと聞いた。

それが私達付喪神…。

いつも思い出しては泣き、笑っている。

これでも大事に使われていた。

そう、昔は…

主人

…ふぅ。

煙を吐き、私に溜まった炭を落とす。

主人

のう、珠代。

婦人

なんでございましょう?

主人

この煙管にも、付喪神というやつがついておるのだろうか。

ああ、主様。ここにおりますよ。

婦人

さあ…それはただの噂話でありましょうし、わかりかねます。

主人

そうよなあ…

私はここにおります、気付いて下さい。

人々

あぁ、お可哀想だこと。

人々

まさか、ご主人が先に逝かれるとは…

婦人

ああ、奥様。私がずっと傍におります故。

人々

ほら、見てくださいまし。

人々

あの「小汚い煙管」

婦人

っ、!

痛い、痛い。

婦人

っこんなモノ!

人々

まあ、物騒だこと…

人々

行きましょう、行きましょう。

婦人

こんなモノ、買わなければ…

痛い…痛い…

何故、私はこんな仕打ちを…

ああ、腸が煮えくり返る思い出。

なんで、あんな。

あんな。

あ、あぁ…あ、あ゛…

おや、ここはどこなのでしょう。

ふむ、目の前には視界のようなものが…

うーん、ボヤけて見えませんね…

おや?

目の前の人らしきものが鉄砲を持って撃ってくるようです。

私の体、怪我はないのですけれど…

どこか痛い気がします。

う…なんだか急に眠く…?

白…

煙管

、あ…

私、何故人型に…?

???

気が付いたかィ

煙管

…貴方は?

???

ま、そうだよな。
覚えてるわけねぇもんな?

ハル

あたしゃハルってんだい。

目の前にいる人は、若い女性で、軍服をきていた。

ふむ…着崩しすぎて目に余りますね。

ハル

お前、付喪神だろ。

煙管

ええ、はい、まあ…

ハル

なんで人型なのか疑問だろ?

煙管

はい、そうですけれど…

ハル

鏡、見てみな。

ほう、鏡。

あの頃は鏡と一緒に遊んだものですよ。

ハル

ほらよ。

煙管

っ、ぇ…?

煙管

なんですかこれ!

ハル

見事な美人だなァ

煙管

え、でもこの顔…

ハル

お前の「2番目の」ご主人だろ?

煙管

はい、…ああ、奥様…

煙管

…これが黒なのですか?

髪を触って確かめる。

ハル

はは、ちげぇよ。

ハル

それは水色と紫。

煙管

?奥様の髪色は黒だとお聞きしましたが…

ハル

ああ、バケモンになった時の記憶から好きな色を抽出してお前が選んだんだろ。綺麗な色が好きなんだな。

煙管

…バケモノ…?

ハル

ま、ピンとこねーよな。

ハル

よし、1から順に説明してやる。

ハル

お前は付喪神だ。付喪神は忘れられると消えてしまう、そういう迷信があるだろう。実はそうじゃねぇんだ。

ハル

忘れられた付喪神は、無神…所謂バケモンになる。頭の中で自分はいるが、行動ができない、神経が操られている状態。

ハル

そのバケモンをぶっ倒したら霊魂が出るんだが、泥まみれでな。

ハル

そいつを落とすのがあたしらの仕事。まあ、浄化ってことさ。

ハル

そして、浄化したその霊魂を昔の姿で蘇らすんだ。だが、それだけじゃダメだ。

ハル

人型にして動けるように、死んでしまった人魂と一緒に混ぜることで漸く付喪神が人型になれるんだ。

ハル

お、勿論人型の時も人に見えるし、元に戻った時も触れるし動けるし見える。

ハル

その点は注意しろよ?

ハル

あ、後な

ハル

お前の人魂、その奥様って人が直々に手を挙げてきてくれたんだ。

ハル

感謝しろよ。

煙管

え?奥様が?

あれだけ私の事嫌っていたのに…?

ハル

そ。まあ元から人型になると2番目の主人に似て、1番目の主人の性別になる。

ハル

何故だかはまだ解明されてないけどな。

煙管

えっと、元の姿…?

ハル

ああ、あんたの場合は煙管(キセル)だよ。かっこいいじゃねぇか。

ハル

まあ、それは置いといて。お前は本来持つべきでないものを持っている。

煙管

え、それは…?

ハル

アクセサリーだよ。髪飾りとか、そういうの。

煙管

これ、でも、え…?

確かにこれは…奥様が愛用してたリボン…

煙管

そっくりな模造品とかではなく…?

ハル

当たり前さ!これは間違いなく、本物だ。お前を愛していたんだろうよ。

煙管

そん、な…

ハル

ま、事情は知らねぇけど?ちと頼みがあるんだ。

煙管

頼み…?

ハル

あたしらに協力して、付喪神を助けて欲しい。

ハル

年々数が増幅してるんだ…

ハル

隊員は大勢居るが、腕がいいのはたったの40人…サポートに回る付喪神もいなくなってきて、被害が大幅にアップしたんだ。

ハル

お願いだ、あたしらとともに戦ってくれ…!

そんなの…

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