テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
とある高校の昼休み。 同じクラスの“みなと”と“アキラ”は 窓際に座って外を眺めながら あんぱんを頬ばっている。
みなと
アキラ
みなと
アキラ
みなと
アキラ
みなと
アキラ
みなと
午前2時の銀座。 土砂降りの雨が降っている。
みなとの父
みなとの父
そう呟きながら、 ふと左前方に目を凝らすと 街灯の下で 傘もささずに 1人の女性が立っている。
みなとの父
女性のそばに近づくにつれ ゆっくりとスピード落とすと 女性がスッと 力なく手を挙げるのが見えた。
みなとの父
女性のそばに車を寄せてドアを開けた
みなとの父
女性
女性が乗り込む。 ルームミラー越しに女性を見ると 全身びしょ濡れになっている。
みなとの父
女性
女性は押し黙ったまま、 うつ向いている。
みなとの父
女性
女性が、か細い声で答える。
みなとの父
みなとの父
告げられた行き先が近づくにつれ どんどん人通りが減っていく。
またミラー越しに女性を見ると 先ほどと変わらずうつむいたままだ。
みなとの父
みなとの父は幽霊などは 全く信じないタイプだった。 ただ よく運転手仲間から そんな話をきかされ、 幽霊かどうかは別として、 本当にあるのかもなぁ とも思っていたのが 正直なところである。
みなとの父
雨にもかかわらず、 少しスピードを上げて走る。
程なくして、目的の住所に着いた。
みなとの父
みなとの父
勢いよく振り返ると、 まだ女性は乗っていた。
みなとの父
いささか拍子抜けする みなとの父。
女性
みなとの父
女性を下ろし先に行かせ、 車を端に寄せ止める。
みなとの父
女性に言われた アパートの2階に上がる。 表札を見ると[立花]と書いてある。
呼び鈴を押す みなとの父。
みなとの父
ドアが開き、 喪服を着た老女が出てきた。
みなとの父が老女に さっきまでの事情を説明しながら ふと奥を見ると ドアの隙間から家の中が見える。 そこには先ほど乗せた 女性の遺影が...
みなとの父
高校の教室。
アキラ
みなと
みなと
アキラ
みなと
アキラ、みなとに顔を近づけ 急に小声になる。
アキラ
みなと
アキラ
アキラ
みなと
アキラ
みなと
アキラ
アキラ
みるみるうちに みなとの顔は青ざめ、 握りしめた拳がかすかに震えている。
アキラ
みなと
みなと
アキラ
みなと
アキラ
みなと
コメント
6件
やっぱおもしろい🤣