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そんなある日ノ夜

母は俺を見捨てて何も言わなくなった。 俺が驚きの表情を見せると ただ一言、 「お前なんか要らない。出ていけ。」 と、キツく言われたので、 言われた通り出ていった。

が、外はもう暗く、寒かった。 空腹の上に足がもつれて転んだ。 残りの体力で体を起こし、狭い路地に行った。 その瞬間身体の力が抜けて、何も出来なくなった。 倒れこんでいたら、足音が聞こえた。 人の気配がした。 うっすら目を開けると、 その人はオレンジ色の着物を着ていた。 そして、こんな俺に手を差し伸べてくれていた。 その手を取ろうと腕を上げた。 でも、 俺の意識が途切れる方が先だったみたいだ。

目の前が真っ暗になった

どのくらい時が経っただろうか

俺はほのかに暖かさを感じた。 俺は頑張って目を開けた。

ぞむ

…………ぁ………

ろぼろ

………っ!…起きた…起きたっ!

ろぼろ

お前大丈夫かっ‼︎路地で倒れとったんやぞ!

ろぼろ

傷だらけで、もう死んでんのかと思ったぁ……

ぞむ

……(なんでこの人はこんなに同情しているんだろ)

ぞむ

(あと…俺と同じくらいの年なんかな……)

ろぼろ

此処どこか知りたいやろ?

ぞむ

(頷

ろぼろ

此処は隠れた孤児院や。

ろぼろ

お前の居った所より少し離れとってな…

ろぼろ

此処の居場所を知る奴は此処の奴らしか居らんねん。

ろぼろ

俺はロボロや。9才。よろしくな。お前は?

ぞむ

………ハナシテイインデスカ?

ろぼろ

ええよ。

ぞむ

ゾムです。……7才…です。

ろぼろ

7才っつったか!?

ぞむ

(頷

ろぼろ

よく生きたなぁ。偉いで。

ぞむ

……………

久しぶりに撫でられた。 褒められた。 嬉しかった。 そして、 暖かかった。

ぞむ

………

ろぼろ

待っててな、ちょっと呼んでくるわ。

ぞむ

……………⁇

ろぼろ

耳塞いどって。

ぞむ

(ぎゅっ

スゥゥゥゥ……………

医務室に集合して下さ〜い!!!

ぞむ

ビックゥゥゥΣ('◉⌓◉’)

ぞむ

ッ……ゲホッ ゴホッ カヒュッ ケホッ

ろぼろ

ゾム…っ⁉︎

ろぼろ

だだだ大丈夫か?どうしたん?びっくりした?ごめんな…

ぞむ

フルフル((ケホッ カハッ

がららららr

ぺしん

ロボロ?起きたの?………って…何があったの!?

ろぼろ

ポロポロ( ; ; )ダスゲテ…

ぺしん

えっ…と…うん…。

ぺしん

ゆっくり呼吸して。吐いて、吸って。

ぞむ

(吐(吸

ぞむ

…………(_ _)

ぺしん

落ち着いたみたいだね。

ぺしん

ロボロも大丈夫だから。

ろぼろ

…後の皆に扉は優しく開閉するように伝えて来ますっ…

ろぼろ

…後の皆に扉は優しく開閉するように伝えて来ますっ…

ぺしん

うん。よろしく。

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