孫
こんにちは!そっちです
孫
なんかまた変な名前になってるけど
孫
気にしないでください
孫
すいませんテストがあって
孫
全然あげれてませんでした
孫
てことで意味怖書いていきます
孫
どういう事でだって?
孫
気にすんなって(?)
孫
えーお婆ちゃんハロウィン知らないの?
孫
仮装した子供が夜に近所の家に
孫
訪ねて回るイベントだよ
お婆ちゃん
あぁ、それならお婆ちゃんが
お婆ちゃん
子供の頃にもあったわ
孫
そうなの?そんな昔からあったんだ
お婆ちゃん
そんな名前があったとは知らなかったけどね
お婆ちゃん
あれは多分お婆ちゃんがまだ
お婆ちゃん
あなたぐらいの歳の頃のことだったわ
お婆ちゃん
夜家族で眠っていると
お婆ちゃん
トントン、トントンって音がしてね
孫
うん、うん
お婆ちゃん
目覚めたのは私だけだった親はスヤスヤと眠っていたわ
お婆ちゃん
お婆ちゃん小さい頃は本当に怖がりでね
お婆ちゃん
トントン、トントン、
お婆ちゃん
それが家の戸口を叩く音だと気づいても
お婆ちゃん
一人で玄関に向かおうなんて思わなかったの
孫
それは分かるわー怖いもんね
お婆ちゃん
布団を頭にかぶって
お婆ちゃん
寝てしまおうと思ったの
お婆ちゃん
でもね聞こえたの
お婆ちゃん
トントン、トントンという音の隙間から
お婆ちゃん
「みよちゃん、みよちゃん」
お婆ちゃん
って私の名前を呼ぶ声を
お婆ちゃん
聞き慣れた声だった
お婆ちゃん
隣の家の優良ちゃんの声だったの
孫
お婆ちゃんの友達?
お婆ちゃん
うん、そうね
お婆ちゃん
優良ちゃんは年上の子でね
お婆ちゃん
よく一緒に遊んでくれたわ
孫
じゃあ玄関開けてあげたの?
お婆ちゃん
ううん、私は布団をかぶったまま寝てしまったの
お婆ちゃん
気づいたら次の日の朝だった
孫
えーだめだよお婆ちゃん。
孫
ハロウィンではお菓子をあげないと
お婆ちゃん
あら、そうなの?
お婆ちゃん
でもお婆ちゃんにはそんな勇気なかった
孫
勇気?でも友達なんでしょう?
お婆ちゃん
うん、そうね…でもお婆ちゃんも小さかったからね
お婆ちゃん
それにお菓子をあげるなんて知らなかったし
お婆ちゃん
すごく怖かったのよね
孫
うーんやっぱり今のハロウィンとは違うのかも
お婆ちゃん
そうなの?でも説明を聞く限り
お婆ちゃん
同じものだと思うけどねぇ
孫
そうなのかなぁ?
お婆ちゃん
ハロウィンでは子供が訪ねて来るんでしょ?
孫
そうだよ
お婆ちゃん
夜に来るのよね?
孫
うん
お婆ちゃん
訪ねて来る子は…
孫
仮装した子供だよ
お婆ちゃん
そうよね、だとしたらやっぱり
お婆ちゃん
一緒だと思うんだけど
解説
孫
解説してくよ〜
孫
これはハロウィンをお婆ちゃんに
孫
説明している話ですね
孫
実は孫との会話の中に一つ矛盾点があります
孫
それはお婆ちゃんは訪ねてきた
孫
優良ちゃんの姿を見てないのに
孫
仮装していたとわかっていたところです
孫
おかしいですよね
孫
つまりお婆ちゃんは勘違いしていたんです
仮装を火葬だと
孫
死んだ子が家を回るイベントってなんだよ
孫
気付けよお婆ちゃん