ドラゴン
グァァァァァオ
ツカサ
炎タイプか
ツカサ
展開
ツカサ
結
口や身体を魔法で拘束してる
ツカサ
すまないがこれ以上街を壊してもらう訳にはいかない
ミズキ
っ!
ミズキ
(団長だ!!)
ミズキ
(来てくれたんだ)
ミズキ
(あれはドラゴン!!)
ミズキ
(ボクも加勢に……!)
ツカサ
眠ってもらおう
ツカサが一瞬でドラゴンを倒す
ミズキ
えっ!!?
ミズキ
(あの一撃で倒したの?)
ミズキ
(あのSランクのドラゴンを!!!)
ツカサ
アキヤマ
ミズキ
!
ミズキ
はい!!
ツカサ
今状況は?
ミズキ
えっと高ランクの魔獣に手こずってる状態です。
ツカサ
市民は?
ミズキ
市民の避難は完了しました
ツカサ
よかった!
ツカサ
では残りの魔獣を片付けるか!!
ツカサ
展開
ツカサ
滅!
残りの魔獣が消滅していく
ツカサ
これでよしと
ミズキ
(なるほど。)
ミズキ
(結界に魔獣を閉じ込めて)
ミズキ
(結界を閉じると同時に魔獣諸共潰すのか)
ミズキ
(街に一番被害が出ない方法でやってのけた)
ミズキ
チートすぎるってさすがに
ツカサ
全騎士団員に告ぐ!
ツカサ
魔獣は全て消滅した!
ツカサ
直ちに負傷者の救護をし
ツカサ
大広間に集まるように
騎士団員達
はい!!
ツカサ
各部隊隊長負傷者等の報告を
ツカサ
第三部隊から
第三部隊隊長
はい!
第三部隊隊長
魔獣に襲われ57人中7人が負傷。うち2人が重症です。
ツカサ
次、第二部隊
第二部隊隊長
はい!
第二部隊隊長
瓦礫の下敷きになった隊員が44人中3人うち2人が重症、1人の死亡が…先程確認されました
ツカサ
……
ツカサ
次、第一部隊
ツカサ
は今、隊長不在のため…
ツカサ
アキヤマ。
ミズキ
えっ!ぼっボクですか!?
ツカサ
あぁ報告しろ
ミズキ
魔獣による負傷者がえっと……51人中19人、うち重症が10人。2人の死亡が確認されました。瓦礫による負傷者が3人です。
ツカサ
…
ツカサ
そうか
ツカサ
ここにいるものは負傷が少ないものだな?
ツカサ
すぐに負傷者の治療に取りかかれ!
騎士団員達
はい!!!!!!
3日後
ツカサ
アキトもう大丈夫か?
アキト
はい。
アキト
聖女様のお陰ですね。
ツカサ
そうだな。
ツカサ
重症者の傷はほとんど治してくださったし
アキト
オレなんかより聖女様の方が心配です。
アキト
強力で大きな結界を張った後なのに治癒魔法で俺たちのこと直してくださったんだから
ツカサ
心配はいらない!
ツカサ
あの後少し魔力欠になられたが現在は回復された。
アキト
良かったです。
アキト
それと団長…
アキト
怒ってます?
ツカサ
?
ツカサ
どうしてそう思うんだ?
アキト
なんとなくというか
アキト
オーラというか
ツカサ
あたりまえだろう。
ツカサ
この前の襲撃で3人も失ったんだぞ
ツカサ
騎士たちだけではない。市民にも帰らぬ人が出てしまった。
アキト
……
アキト
そう…ですね
ツカサ
それに加えてあれだけの街の被害をだし、ケガ人を出した!!
ツカサ
許せるわけないだろ!!!
ツカサ
オレが…居れば被害は少なかったかもしれないのに…
アキト
あんたせいじゃねぇよ!
ツカサ
!
アキト
オレの力不足だ……オレが強ければオレがもっと上手く指揮をとれていればもっと速く団長を呼んでいれば被害はもっと抑えられたかもしれないのに…
ツカサ
アキト……
アキト
情けねぇよな
アキト
アンタに騎士団を任されたのに…
シホ
そんなことありませんよ、副団長!
アキト
!
アキト
シホ、いたのか!?
シホ
二人の会話をずっと部屋の外で聞いていました
ツカサ
そうだったのか……
ツカサ
それよりケガは大丈夫なのか?
ツカサ
お前はアキトの次に酷かっただろう。
シホ
聖女様のおかげで、もう大丈夫です。
シホ
そんなことより
シホ
二人とも自分のせいにしすぎです。
シホ
この案件は、二人とも何も悪くありません。
シホ
むしろ団長も副団長も多くの魔獣を討伐してくれましたし副団長の正確な指示のおかげで私たちは、素早く動くことができました。
アキト
シホ……
ツカサ
シホ…
シホ
なので、二人とも自分を責めないでください。
ツカサ
あぁ、そうさせてもらおう。
アキト
シホありがとな。
シホ
いえ。
シホ
それと団長、今回のこと襲撃ってさっき言ってましたよね。
アキト
そういえば!
ツカサ
……あぁ
ツカサ
ここは王都だ。聖女様の結界がはられている。
ツカサ
にも関わらず魔獣が侵入するとはありえないことだ
ツカサ
それに遠征に行く日の朝、結界は安定していたし簡単に壊せるものでは無かった。加えて結界が少しでも壊れた場合聖女様が気づく
アキト
つまり、王都内からあの数の魔獣が出たっていうことですか?
ツカサ
そういうことになるな
シホ
あの強い魔獣は一体どこから
ツカサ
魔獣使いなら可能だろう
シホ
!
アキト
!
アキト
魔獣使い!?
アキト
でも国の中で、魔獣使いは、トウヤだけじゃ!?
シホ
トウヤさんが犯人って言いたいんですか?
ツカサ
そんなわけないだろう
ツカサ
それにあいつは、あんな数の魔獣は所持していない
ツカサ
第一、遠征中だぞ
アキト
じゃあ誰が
ツカサ
一人怪しい人物を見つけている
ツカサ
ミノリ・ハナサト
ツカサ
第二部隊の騎士だ
アキト
!
シホ
!
シホ
騎士団の中に裏切り者が!?
ツカサ
ああ、まだ確定ではないが
ツカサ
可能性は高い
アキト
どうするんですか?
アキト
そのミノリ・ハナサト
ツカサ
確定ではないから、今すぐ捕らえることはできない。
ツカサ
証拠が揃い次第確保する
ツカサ
それと、このことは秘密だ
ツカサ
余計な混乱をうみたくない。
シホ
わかりました。
アキト
わかりました。
シホ
では私はこれで
ツカサ
あぁ!
シホが部屋を出ていく
ツカサ
それとアキトお前に頼みたいことがあるのだが
アキト
?
アキト
なんすか?
ツカサ
──────
アキト
!
アキト
なんで?
ツカサ
気になることがあってな…
アキト
わかりました。やりますよ。
ツカサ
助かる。
アキト
それじゃオレも行きますね
アキトが部屋を出ていく
ツカサ
……
ツカサ
困ったことになったな…







