初恋

夜

よし...お風呂も入ったし

ご飯も食べたし

髪も乾いてるし

渡し忘れたお花も準備したし

あー緊張する...

サシャが2段ベットの上から ひょこっと顔を出した

前回の壁外調査の後 兵士が減ってサシャとは部屋が同じになった

ｺﾝｺﾝｺﾝ

わ〜やっぱり 上官の部屋は広いな

めっちゃ綺麗だし

ドクンドクン

ドキドキしてる...どうしよう

忘れてた...手に持ってたのに

いやちょっと考えた！けど ないないないない

ぽんぽん（頭

ｽﾄﾝ

はぁぁ

頭ぽんぽんされちゃった

えっ.... シンプルにやばいよね

顔真っ赤、絶対真っ赤

顔熱いもん

でも緊張ほぐれてきた

笑ってくれたし...

どんどん好きになっちゃう

緊張しすぎて...

ドキドキ...

恥ずかしい！

こんなこと言っちゃった

やばいよ、、無理

顔上げれない

顔真っ赤

そのまま沈黙が続いた

顔を少し上げて 兵長の様子を伺った

頬杖をついて 窓から外を見ていた

...横顔綺麗だなあ

なんかすごくオーラが ある人だよね

見惚れちゃいそう

そのままぼーっと見ていた

目が合った

いつの間にか花瓶に飾ってあった

ホッ

兵長の口角が少し上がっていて 安心した

兵長にとっては 私はただのガキみたいな 部下なのかな

だったら 恋愛対象に入ることも 無いんだろうな

そうモヤモヤしている内に 紅茶も飲み終えて

部屋に戻ってあっという間に寝ていた

続く