愛は人を変えるの中編です
まぁここはそこまでBL感ないので安心してください(
ただ、まぁ後編ほどでは無いけど長いです(
ちなみに先言うと、中編は約220タップ 後編は約310タップです(
まぁそれでも良ければどうぞ見ていってくださいね
陸
柳内
陸
柳内
陸
柳内
と、このように相変わらず陸が騒ぐ。 …遊園地、寧々と行ってからそれきりか。裏社会について、そしてひ弱な身体を鍛える訓練をしていた俺だ。行く暇などない。
まぁいい。そんなことより殺害対象だ。 写真は貰ったものの、休日だからこそこの人の多さ。中々見つからないかもしれない。
陸
柳内
陸
柳内
柳内
陸
陸
柳内
柳内
柳内
陸
柳内
柳内
陸
それに、そんな無実に近い子達を、今から殺してくのは俺らなんだから
柳内
そのまま生かしちゃダメだしな。
陸
相変わらず、人の死をなんとも思っていないような嗤い。 この程度狂っているくらいが殺し屋に適合するのだろう。
俺も、その一人なのだろうか。
陸
柳内
陸
友達連れっぽいけど…そいつらもリストに入ってる?
柳内
流石、幼い子供達だ。 悪意が隠しきれていないし、まさか団体でそちらから来てくれるとは。舐め腐っているのだろうか、なんて言ってしまいそうだ。
………あんな馬鹿で信用ならない奴でも雑用では無いのか。中々人が居ないようだな。
柳内
陸
柳内
陸
柳内
…正直、俺からも胸糞悪い組織だ。ひとり部下を捕まえて本拠地を探らないか?
陸
そういう柳内が好きだよ。一緒に殺しに行こう。
柳内
俺も、そんな馬鹿な俺に付き合ってくれる陸が好きだよ。 そんな本音は、心の中に留めた。
柳内
陸
モブ
陸
…少し血痕がアトラクション内に飛んだ。ここがお化け屋敷で助かった。
柳内
陸
俺らは互いに背中を預け、銃を構える。敵の量は多い。対象には入っていないが、殺して結構だろう。
柳内
陸
柳内
陸
…この先は血が濃い。何となく把握はしているが、正直行きたくは無い。
陸
柳内
………死ぬなよ
陸
柳内こそ、死んじゃダメだぞ〜?w
柳内
こんな時でも、陸は平常心を保っている。そんな陸を見れば、こっちだって安定する。
大丈夫。陸と離れたって、陸はすぐに来てくれるから。死なないから。 陸を信じた俺は、強く扉を開けた。
柳内
分かっている。ここは組織にとって遺体保管所。実験に使うための臓器やらを保管している場所。
…俺だって、殺し屋に所属したのは去年だ。まだ血なまぐさい匂いに慣れた訳では無い。
自分自身では、陸のように、人を殺す事を何とも思っていない訳でもないと思うし、元から殺し屋に所属したいなんて考えていることもなかった。
俺は渋々、寧々を殺した奴の手がかりを探すために入ったのだから。
柳内
警察は、証拠不十分の為、寧々に関する捜査を辞めた。だから誰が犯人なのか、何も分からないまま。それが俺にとっても不満で、殺し屋の道へ進んだ。
柳内
柳内
今は陸だってッ…悠斗さんだって居るから…ッ
あぁ、ダメだ。フラッシュバックしてしまう。いつ敵が現れるかも分からない此処で。
ここで弱ってしまえば、かなりの隙を見せる。分かっているのに、脳はあの日の寧々、自分自身の恨みの感情で埋め尽くされる。
熱が上がっていく。 めまいがする。 吐き気がする。
ダメだ。ダメだ。 せめて、せめて目立たない場所へ。 何とか脳の一部分を引きずり出して、1歩、1歩と歩みを始める。
これが限度なのだ。 俺にとってはとてつもない速さで走っている。 それでも、分かっているのだ。 この1歩は、お爺さんと同じような物なのだと。
どこまで歩いたのかは、分からない。
でも多分、そこまで歩いていないのだろう。
ふと、吐き気が消え、めまいが消える。 何か、地面のものに視線が行く。
ダメ。見てはいけないものだ。と何かが指示を出す。
しかし、それと同時に鮮明に思い出されて。
ゆっくりと、俺の前の死体を見る。
その文字が、鮮明に映し出される。
雑な文字で、その骨を示す、名前が書かれている。
年齢 16歳 女 安倉 寧々
悠斗
まぁ、実際近くに居とく約束で、なにかあれば言えと言ったのは俺だ。 …なんだ?まぁ陸はかなり焦ってた様子だし、どうせ柳内が無理をしたのだろうが。
…血だらけのやつ、汚れてるから嫌いなんだけど。 そんな呑気なことを考え、煙草を吸いながら歩く。
陸
悠斗
この先か。 俺は角を曲がる。
悠斗
そこには、叫んでいる陸と、目を開けて必死に生きをしている、虫の息な柳内。
そして、俺の足元には誰かのピン留め。2人の前の台には、安倉寧々の文字が書かれた看板、骨の遺体があった。
悠斗
柳内
柳内
悠斗
柳内
悠斗
……でも、そこまで無関心って訳でもねーよ
悠斗
柳内
悠斗
悠斗
自分の精神が壊れかけ、自分を鍛えている間に、妹は死体すらも、悪に弄ばれていた。 それを、止めること、知ることすらできなかった。
俺の後輩は今遂に
”そんな”妹にあってしまったのだ。
柳内
吐く回数は増えた。 あれから、俺はしばらく仕事に復帰することが不可能となった。
殺そうとすれば、また寧々にあってしまいそうで。怖くて、怖くて。
陸
柳内
陸
多少の幻覚は見るようになった。多くの白衣を着た人物。
鏡を見れば、薄らと見える、大勢の人達。
殺している所も、何もかもを見られる。そんな怖さが俺を更に蝕む。
陸
柳内
陸
見えない。陸の目には、俺が写っているだけだ。俺を、大切に見ている目。
大丈夫。大丈夫だ。陸が、俺を肯定してくれる。
柳内
陸
柳内
本当、俺は陸に依存している。 何となく、最近はそう感じていた。
でも、陸が大切にしてくれているからこそなのだ。これに依存しても、悪くは無いのではないか、なんて都合の良い考えが俺の中にある。
こんな関係が、相棒として最高なのではないか、なんて思い始める。
柳内
陸
可愛かった……ボソッ)
柳内
陸
柳内
陸
柳内
此奴に心配は不必要だな。 この休暇中に、覚悟は決まった。 寧々についてさらに知らなくてはならない。俺の復讐のために、これを越えなくてはいけないのだ。
柳内
陸
悠斗さんが……か。あの拷問好きで拷問適応者が……ね…。 そりゃ情報吐くわ。ご愁傷さま。
柳内
陸、メモとってないよな?
陸
柳内
陸
乙
柳内
悠斗
柳内
悠斗
っはは♪
何か様子がおかしい。 …彼女さんと何かいい事でもあったのだろうか。
柳内
悠斗
待ってろ〜?
………酔ってんのか マジでそのレベルで疑いたくなる。
しかし、ちゃんと住所は聞いた。 ……でも休んでください。
柳内
悠斗
悠斗
柳内
最後は通信エラーのせいなのか、上手く聞き取ることが出来なかった。
柳内
陸
陸
柳内
陸
さて、そんな冗談は置いといて。 行かなくては。寧々の事をあんな扱いをした組織へ。
新人殺し屋の上司?! 問い詰めてみた!
取材者名
安倉 柳内 <アクラ ヤナイ> (21) 桜木 陸 <サクラギ リク> (21) 柊 悠斗 <ヒイラギ ユウト> (26)
質問1 それぞれの印象は?
陸
陸
拷問めっちゃ上手いのも怖いし、拷問してる時の目が怖い
悠斗
悠斗
苦しい困難にも、必死に喰らいついて頑張ってる。まぁ、上司としていい部下だと思ってる。
悠斗
柳内
柳内
強いから…
悠斗
陸
質問2 他2名に対してガチギレした事は?
柳内
柳内
陸
本気でブチギレた……
まぁ、いつも実験してくるから正直いつもストレスは溜まってる
陸
陸
でも俺の為に怒ってくれてありがと♡
悠斗
あ、あと柳内”は”怒らせてごめんなー…
悠斗
1番初めに会った時、意気込みさえ良かったのに、いざ仕事となれば死体やら血が怖いだのうるさかった事か?
一度キレたあとは人が変わったように耐性がついてたもんだから、慣れには早い奴だってことはすぐ気付けたけどな。
悠斗
特にキレたのは…アレだな。柳内がいないからって煩くて何も仕事すらしなかったことだな。ガチで○そうかと。
真面目に働いてくれたら俺に匹敵するくらい強くなりそうなんだが…なんで制限するのか、俺には理解ができねぇよアイツのことを。全体的にな。
柳内 陸
質問3 悠斗さんにとって2人は?
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
最近になってこの感情に気づいた。
悠斗
悠斗
悠斗
以上 協力ありがとうございました。 {5648サイト}