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第1ビルが黒煙に包まれていく
シュウジ
シュウジ
キアラ
シュウジ
シュウジ
キアラ
キアラ
キアラ
シュウジ
シュウジ
20種類のタンクからC³《シーキューブ》へ材料が流れる
C³
C³
8つのロボットアームが空中で複雑に動く
キアラ
シュウジ
キアラ
シュウジ
キアラ
キアラ
二人が会話をしている間に、第3ビルの屋上から人工物が伸びる
まるで、アサガオの成長を早送りしているようだ
その高さが5メートルになる頃には周囲からどよめきが起きる
シュウジ
遠くから見れば筋肉の集合体に見え、近くからはDNAの螺旋にも見える赤い物体
シュウジ
モーター、ベアリング、センサー
シュウジも科学者であるため、各部がどのような働きをするのかは分かる
しかし、それらは既存のどの機械とも異なる形状をしていた
通常の製造工程を無視した形状だからだ
角度が60度ある急なエスカレーターは、ここまで20分かけて30メートルの高さに[成長]した
あと半分で第1ビルの屋上に届く
計測用センサーが造形され電源が入る
気温、風速、先端のひずみ、エスカレーターの状態を表すデーターがC³に届く
キアラ
風速20メートル
春の嵐で今日は風が強い
風によってエスカレーターが左右に揺られている
シュウジ
シュウジ
キアラ
キアラ
キアラ
C³のCPUに液体窒素が送り込まれ、コンプレッサーの音が周囲を包む
キアラ
C³
通常は256通り以上出るはずの設計候補
画面にはわずかに3つ
他は実現の可能性が無いと判断されたのだ
C³
シュウジ
シュウジ
シュウジ
キアラはシュウジを無視
そして3つの設計値を見る
キアラ
キアラ
キアラ
キアラ
C³
更に伸びるエスカレーター
先端が徐々に傾く
シュウジ
全体が大きく前後に揺れ始める
いつ根元から折れてもおかしくない
シュウジ
シュウジ
3ヶ月後
シュウジ
シュウジ
シュウジ
キアラ
キアラ
キアラ
キアラ
シュウジ
キアラ
2人は帝都タワーの展望台から第3ビルを見下ろした
赤いエスカレーターがお辞儀をするように屋上から生えている
足元は観光客であふれている
シュウジ
シュウジ
シュウジ
キアラ
キアラ
シュウジ
キアラ
キアラ
キアラ
キアラ
キアラ
キアラ
キアラ