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結
めずらしいね、私に用事って…
鈴華
まぁ…たまには結姉さんにしか相談出来ないことなんだけど、
結
そんなに？
鈴華
まぁ…ね
鈴華
それに…他の姉さんたちには言えない…
鈴華
後、カラ松くんたちにも…
結
そう…
結
じゃあ場所移そうか、ここじゃ喋れないだろうしね、
鈴華
あ、ありがとう…
カラ松
あれは鈴華と、結か？
チョロ松
あれ？カラ松何してんの？
カラ松
チョ、チョロ松か、
カラ松
実は結と鈴華があの教室に入って行くのを見てしまってな…
チョロ松
え？あの教室って空き教室じゃなかったっけ？
カラ松
だから、…その…
チョロ松
あー…はいはい、気になる訳ね。
チョロ松
じゃあ、その聞くだけだからな…
カラ松
チョロ松…！
結
それで話って何？
鈴華
あ、あのね…
鈴華
私、本当は…その…
結
もしかして、チョロ松くん達？
鈴華
！
結
ふふっ図星？
鈴華
あー…うん、
結
そっか、それでチョロ松くん達がどうしたの？
鈴華
じ、実は…その…に、任務のことで…
結
あー…仕事の件ね
鈴華
私、カラ松くんたちと一週間一緒に暮らして感じたの…
鈴華
本当に、暗殺していいのかなって…
結
…
鈴華
ご、ごめんなさい…
鈴華
やっぱりこの話はなかったことにして
結
待って鈴華！
鈴華
っ、！
結
鈴華の言いたいことはよくわかった
結
だってみんなのこと見てたらそうなんじゃないかって…
鈴華
え？
結
多分ね、音色も苺も思ってると思うの
鈴華
音色姉さんと苺姉さんも？
結
うん、
結
最近の苺と音色見てたら悩んでるなぁって思ってね。
結
そっか、三人は暗殺したくないんだね…
鈴華
ご、ごめんなさい。
結
ううん！大丈夫だよ鈴華。
結
それに鈴華の本音も聞けて良かったなって思うよ。
鈴華
結姉さん…
結
鈴華はカラ松くんが好きなんだね！
鈴華
すっ！！///
廊下
結
鈴華はカラ松くんが好きなんだね！
チョロ松
へぇー…
チョロ松
鈴華ちゃんカラ松兄さんのこと好きなんだって
チョロ松
良かったねカラ松兄さん
カラ松
あ、あぁ…そ、そうだな…///
チョロ松
（うわぁー顔赤…）
チョロ松
（それよりもあんまり聞こえなかったけど…）
チョロ松
（苺ちゃんや音色ちゃんも誰かのこと好きってこと？）
チョロ松
（やっぱり廊下だからあんまり中の話は聞こえなかったな…）
鈴華
もう結姉さんに相談しなきゃ良かった！
チョロ松
（やべ…）
チョロ松
カラ松立ち去るぞ！
カラ松
お、おう！
ガラッ
鈴華
あれ？
結
鈴華？どうしたの？
鈴華
今誰かいたような…
結
気のせいじゃない？
結
じゃあ放課後みんな集めて会議しよっか
鈴華
うん
苺
やっほー！みんなー！
音色
ごめんみんな〜！先生の話が長くって遅れちゃった！
結
ううん大丈夫だよ
奏
私たちもちょうど来たところだから…
優娜
そーそー！
鈴華
これで全員かな？
結
そうだね。
優娜
それで姉さん、なんで急に呼び出したわけ？
奏
確かに…家でも良かったんじゃ…
結
任務について話そうと思って
苺
！
音色
！
優娜
あ〜おそ松たち暗殺計画だっけ？
結
そう、
結
それでこの一週間で何か手掛かりとかは見つかったかなと思って
優娜
ん〜手掛かりねー…
奏
ごめん姉さん、まだ情報収集できてない…
結
そっか、別に大丈夫だよ奏！
奏
うん、
優娜
まぁ私と鈴華はこの前おそ松とカラ松とゲームしたくらいだよね？
鈴華
え、う、うん…
苺
私も、十四松くんと野球してたから…情報手に入れなかった…
音色
私はトド松君とショッピングしてカフェ行って来た。
音色
一応トド松君、兄弟に対して結構悪く言うけど多分兄弟大好きなんだなってことしか分からなかった…
結
そうなんだ、ありがとう音色！
結
じゃあ最近での情報はこんな感じかな？
優娜
まぁ…そうだね。
優娜
それで、前触れは置いといて本当のことについて教えて姉さん
結
あはは、やっぱり優娜はすぐわかるね〜
優娜
まぁね、私は姉さんの右腕だからね
結
実は最近苺や音色、鈴華の調子がおかしいなって思ってね
苺
ね、姉さん！？
音色
は、はぁ！？私別におかしくないけど！？
奏
あ〜…確かに
優娜
最近めっちゃ上の空って言うか…なんというか…
優娜
何なに〜恋の病とか〜？
音色
もう姉さん！おちょくらないでよ！
優娜
おっ！図星？
音色
断じて違うから！別に好きじゃないし！
優娜
ふーん
奏
じゃあ苺姉は？好きな人できたの？
苺
うぇ！？わ、私！
苺
うーん…好きな人はー…
苺
じゅ、十四松くん、かな？
奏
えっ…
優娜
おー
音色
苺姉さん本気！？
苺
えっと…う、うん…
苺
十四松くんといるとほわほわするんだよね〜
優娜
なるほどねぇ…
結
苺は十四松くんのことが好きなの？
苺
うん！
苺
でも、まだわかんなくて…
結
そっか…
奏
まぁ…まだ恋って決めた訳じゃないから
優娜
そうだね！
音色
そ、そういう二人は好きな人いないの！？
優娜
えっ私？
奏
別にいないけど…
優娜
私もいないかな〜…
鈴華
そ、そうなんだ
奏
ていうか、そろそろ帰らないとアイツら心配する…
結
あっそうだね、
優娜
じゃあまたこの話は今度ってことで…
鈴華
うん、
音色
次はちゃんとした情報持ってくるから
苺
じゃあみんなで帰ろー！
奏
あっごめんみんな
結
どうしたの？
奏
ちょっと寄るところあるから先に帰ってて
優娜
えっもしかして、かれ…
奏
違う
優娜
あっはい…
奏
じゃあ私先行くね、用事が終わったらすぐ帰るから、
結
わかった。遅くならないようにね
奏
うん、
奏
（みんなどこだろう…）
奏
（探してたら暗くなってきたな…）
にゃー
奏
あっ、いた
ねこ
にゃー
奏
ごめん、今日は遅くなって、
奏
よしよし…
奏
（やっぱり猫は可愛いなぁ…）
ザッザッザ
奏
！
奏
（だ、誰？）
モブ
あれ？君こんなとこで何してんの〜？
モブ
ていうか、君可愛いね
奏
な、何…
奏
私に、何か用なの？…ないならどっか行ってくれる？
モブ
あ〜…可愛い顔して口が悪いとかないわ〜
奏
関係ないでしょ…
モブ
お前顔が良いからって調子乗んなよ？
奏
別に、調子乗ってなんか…
ガシッ
奏
いっ…
モブ
女だからって手加減しないからな？
モブ
じゃあまずはスカートを…
一松
おい
モブ
あ？
モブ
ﾁｯ…いい所だったのに
奏
い、一松…
一松
お前ら男二人で女子虐めるとかないわ〜
モブ
え、何？喧嘩売ってんの？
一松
だったら何？
モブ
お前も調子乗ってんじゃねぇ！！
奏
一松！！
ヒュン
一松
その程度の拳当たるわけないでしょ…
一松
じゃあ次は俺の番ね
バキッ
モブ
うっ…
モブ
お、おい！
一松
次はお前か？
モブ
ヒッ…
モブ
お、おい…行くぞ…
モブ
う、うん
タッタッタッ
一松
はぁ…
奏
あ、…えと…い、いち
一松
…がは？
奏
えっ？
一松
怪我は？
奏
あっ…怪我は大丈夫…
一松
…
一松
手首…
奏
えっ？
一松
手首赤くなってるから…
一松
痛くない？
奏
うん…心配してくれて…ありがとう
一松
別に、どーいたしまして、
一松
えと、立てる？
奏
う、うん…///
奏
（ヤバい…なんか顔熱いんだけど…）
奏
い、一松もここよく来るの？
一松
あー…
一松
まぁね、
奏
そ、そう…
奏
（これ…多分だけど苺姉の気持ち少しわかった気がする…）
奏
えと、どうして、助けてくれたの？
一松
は？
奏
（やば…この質問は不味かったかな…）
一松
別に…困ってたら助けるのは当たり前でしょ？
一松
それに、…
奏
え？
一松
〜！っなんでもねぇよ！
奏
あっ、待って！一松！
一松
何？
奏
あ、ありがとう、私を助けてくれて
一松
別に、
一松
ほら、帰るんでしょ
奏
う、うん
奏
ただいま
一松
ただいま…
チョロ松
あっおかえり二人とも、遅かったね
結
って奏！？どうしたの？その手首
奏
あ〜…これは…
一松
変な奴に絡まれてる所見て助けた
チョロ松
えっ一松が助けたの！？
一松
そうですけど…
結
とりあえず二人とも早く部屋に入って、奏は手当だからね
奏
う、うん
おそ松
あれー？どうしたの奏ちゃん
奏
別に…
音色
うわぁ…手首痛そう…
結
はいはい、じゃあ奏、手首見せて
奏
うん…
結
…どうして本気出さなかったの？
奏
…
奏
不意打ちで、いつもの力が出せなくて…
結
そう…
奏
後…
結
ん？
奏
絡まれた人達…多分私たちと同じ感じだった
結
同じ感じって…
奏
なんか…力が出せなくて…抵抗出来なかった…
結
そっか、
結
奏が無事で何よりだよ…
奏
ん、
苺
あっ奏！
奏
苺姉…
苺
大丈夫だった？
奏
まぁね…
奏
一松が助けてくれたし…
苺
そっかー！一松くんすごいねー！
奏
うん…
苺
あ！奏笑ってる！
奏
は？！べ、別に笑ってなんか…
苺
なんか嬉しい顔してるよ？
奏
別に嬉しいことなんて…
奏
…まぁでも
苺
？
奏
少しだけ、少しだけだけど…
奏
苺姉の気持ちがわかった気がする。
苺
！
苺
じゃあ奏は一松くんのことが好きなんだね！
奏
いや、まだ決まったわけじゃ…
奏
（でも、正直どうだろ…）
苺
奏？
奏
（本当に暗殺していいの？私を助けてくれたのに暗殺って…）
奏
（そんなの…）
奏
恩を仇で返すとか…最低じゃん…
苺
奏…
奏
ごめん、もう寝る…
苺
あっ…うん
優娜
めずらしいね、奏姉さんが私と出かけたいって
奏
言っても、一緒に散歩してるだけじゃん…
優娜
まぁね〜
奏
（正直優娜選んだのミスったかな？）
優娜
今失礼なこと考えてなかった？
奏
別に…
奏
優娜はさ…
優娜
ん〜？
奏
もしもだけど…
奏
もし任務で暗殺しなきゃいけない人が好きな人だったら…どう思う…
優娜
えっおそ松たちのこと？
奏
違う…
奏
別の任務とかで相手のこと好きになったらどう思う…
優娜
ん〜…
優娜
まぁ…しょうがないよね、暗殺しなきゃならないんだったら
奏
…そう
優娜
でも、本当に好きならさ？多分私は暗殺しないと思うな〜
奏
え？
優娜
私は好きになった人を暗殺するってやっぱり勇気いると思うんだよね〜
優娜
だから、適当に嘘付くかな？上の人に
奏
そ、そう…
優娜
まぁでも、奏姉さんも春が来たか〜
奏
は！？
優娜
青春してるね〜w
奏
優娜？
優娜
おっと…
優娜
ちょっ！ごめんって姉さん！
奏
殺す！
優娜
ぎゃー！物騒！！
優娜
本当にごめんって！もう弄らないから！
奏
殺す！
優娜
姉さん殺す製造マシンになってるって！！
奏
殺す！
優娜
本っ当に許してー！！
優娜
怖いよー！！助けてー！！
奏
はぁ…はぁ…
優娜
はぁ…はぁ…
優娜
奏姉さん…体力…上がったんじゃない？
奏
はぁ…優娜こそ…はぁ…足速くなって
優娜
まぁね…はぁ…
優娜
姉さんも恋するんだね
奏
当たり前でしょそりゃ人間なんだから…
優娜
認めるんだ、恋してるって！
奏
あっ…////
優娜
お？
優娜
…えっと…因みに気になる相手って？
奏
…つ
優娜
え？
奏
一松！
優娜
へぇー
優娜
まぁ姉さんと一松って意外とお似合いかもね！
奏
はぁ？
奏
ていうか、まだ好きってわかった訳じゃ…
優娜
はいはい、
奏
はぁ…もういい、私帰る
優娜
えっ！
優娜
そんな〜まだ一緒に散歩しよ〜よ〜
奏
これ以上散歩したら帰れなくなる…
優娜
はぁ…じゃあ私も帰ろ
奏
…
優娜
…
優娜
姉さん、ここどこかわかる？
奏
分からない
優娜
で、ですよねー…
一松
…
十四松
あっ！一松にーさん！
一松
十四松…
十四松
一松にーさん最近なんか悩んでるんすか？
一松
は、…な、なんで？
十四松
なんかそんな感じがしたッス！
一松
あっそ…
十四松
なんかあったんスか？
一松
別に…
一松
そういう十四松はなんかあったのかよ…
十四松
ぼ、僕？！
十四松
ぼ、僕は…その…
一松
もしかして…
一松
好きな人…できたとか？
十四松
い、いやー…あはは…
一松
誰？
十四松
え、えーっと…
十四松
誰にも言わない…
一松
言わないから…
一松
で、誰？
十四松
え、っと…
十四松
ま、苺ちゃん、だよ
一松
苺？
十四松
うん！
十四松
なんかね、一緒にいると、胸がキューってなるんだ！
一松
そう…
十四松
そーいう一松にーさんはいるんすか〜？
一松
な、…お、俺は…別に…
一松
…///
十四松
誰ッスか？誰ッスか？
一松
…奏
十四松
あはは！そっかー！
十四松
…叶うといいね！
一松
…そっちこそ
優娜
ただいまー！
奏
…はぁ…ただいま…
一松
っ！
十四松
おかえりー！二人ともー！
十四松
どこ行ってたんすかー？
優娜
まぁ適当に散歩してさ〜
一松
じゃあ帰ってくるの遅かったね…
優娜
まぁゆっくり帰ってたから…
奏
優娜の方向音痴のせいで帰るの遅くなっただけ…
優娜
ちょっと姉さん？！
一松
あ〜…そう、（方向音痴なんだ…）
優娜
それを言うなら姉さんなんか追いかけてきてさ、もう怖かったよ〜！
奏
優娜が悪い…
優娜
もう〜ごめんって姉さん！
一松
（羨ましい…）
一松
（って、羨ましいってなんだよ！…）
一松
はぁ…
十四松
どーしたんすか？にーさん？
一松
出掛けてくる…
優娜
おー、行ってらっしゃい
十四松
行ってらっしゃーい！
奏
行ってら…
一松
ん、
奏
（はぁ…）
優娜
ねーえーさん！
奏
わっ…って優娜か
奏
私に何か用？
優娜
姉さんはおそ松たち殺したくないの？
奏
その言い方私がヤバい奴にならない？
優娜
あ〜…まぁそこんとこは気にしなーい！
奏
優娜は…どう思う？
優娜
私？
奏
暗殺…するの？
優娜
そうね〜…
優娜
まぁ、まだわかんないかも！
奏
は？
優娜
今は楽しく生きたいなーって思うかな？
優娜
なんなら、今の学生生活を大切にしたいって思うかな
奏
…そう
奏
別に、今暗殺って訳じゃないもんね、
優娜
そーそー！
優娜
今は気楽に過ごしていこうよ！
奏
ふふっ…優娜らしいね
優娜
それどういう意味かな？
奏
ちゃんと褒めてるって、
優娜
か、奏姉さんが褒める…！？
奏
怒るよ？
優娜
ごめんって！
奏
…まぁ、今は任務のこと忘れてみるね
優娜
うん！
続く
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電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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