【注意】
・軍パロ ・暴力、流血などの表現あり ・捏造 ・本人様とは関係ありません
それでもおkと言う方はどうぞ
『岩本隊長!!』
Hikaru
『突然の敵襲により第一次近距離部隊の半数以上が負傷、もうすぐそこまで攻めてきています!!』
Hikaru
俺はS国率いるS軍所属のリーダーだ。
十五年ほど前に母国を守りたいという 思いでS軍に入隊した。
そして数年前に軍のトップに任命され、 今ではリーダーとしてS国の平和を 築き上げていた。
……だが、もうすぐそれも途切れて しまう。
Hikaru
『隊長……どうしましょう、』
Hikaru
Hikaru
『た、隊長自らは危険です!!』
『隊長だけでも逃げてくださ、』
Hikaru
Hikaru
Hikaru
『……。』
Hikaru
『……承知致しました。』
血が、汗が、身体中を流れていく。
力も入らない、武器を持つ気力もない。
Hikaru
充実した人生だったのかも知れない。
俺が死んだらこの国は、この軍は どうなるのだろうか。
もし生まれ変わったら、少しは 平和になっているだろうか。
知りたい事だらけだが、俺はもう 終わりなんだ。
Hikaru
視界が、霞んでいく。
S国S軍には、頼りになるリーダーが 居た。
Hikaru
Hikaru
彼が導くS軍は勢力がとてもあった。
彼が居れば、国は平和になるのだ。
俺はそんな彼に忠誠を尽くしてきた。
……それなのに。
Hikaru
『隊長自らは危険です!!』
『隊長だけでも逃げてくださ、』
Hikaru
Hikaru
Hikaru
『……。』
嗚呼、この人は何故こんなにも 自分の命を捨ててまで平和を 手にしたいのだろうか。
Hikaru
なら、俺も共に死なせてもらおう。
Hikaru
Tatsuya
……嫌だ。
嫌だ、嫌だ。
俺を置いて行かないで。
Tatsuya
彼の名前を呼んでも、彼は応答 してくれない。
Tatsuya
Tatsuya
俺は持っていたタオルで穴の空いた彼の身体を塞いだ。
一瞬にして白いタオルが赤く染まって いく。
俺の手の平も、彼の血液で染まって いた。
Tatsuya
Tatsuya
『……ふ、か……ざわ、』
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
彼が、目を覚ました。
俺の声に、答えをくれた。
Hikaru
彼は何事かと身体を起こそうとしたが、激痛で顔を顰めた。
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
彼はこんな時にでも戦況を 気にしていた。
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
あの後、隊長は医療班に運ばれ 本拠地へと戻ってきた。
幸いにも命に別状は無く、一週間後には 仕事に復帰をすると言う驚きの 回復力を見せた。
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
会釈をして訓練所に戻ろうと 背を向けた時。
Hikaru
Tatsuya
隊長に呼び止められた。
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
……訓練を終えた俺は隊長の部屋まで やってきた。
扉をノックすれば、彼の声が聞こえ、 部屋に入る許可が下りた。
部屋に入れば、彼は椅子に座ってこちらを見ている。
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
幹部、と言ったか?
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
"幹部"と言うのは簡単に言ってしまえば 実力の高い人達の集まりの事。
だが、相当な実力を持っていないと 幹部にはなれないので 人数は数えられるほどにしか居ない。
それに、前回の戦争で 幹部を失ってしまったのだ。
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
俺は、貴方についていくと決めた。
……だから。
だから、俺の心はもう決まっている。
Tatsuya
Hikaru
と、彼は立ち上がって俺の背中を 軽く叩く。
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
そんな目で見られては、そうせざるを 得ないじゃないか。
Tatsuya
Hikaru
Hikaru
Tatsuya
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
Hikaru
Tatsuya
俺はこれからも、振り回されていくんだろうな。
Hikaru
Tatsuya
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