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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

はぁ………

お風呂から上がって、部屋に入るなりそのままベッドにダイブする。

今日は、本当にいろいろありすぎた。

昨日までなんの関わりもなかった桃先輩と、こんなことになるなんて……。

『今は、まだ我慢する。でも、どんな手を使っても、俺のこと好きにさせてみせる。』

先輩に言われた言葉をふと思い出して、途端に顔が熱くなった。

あんなこと言われて、ドキドキしないほうがおかしい。

真剣に考えるって言ったんだから、俺も向き合わなきゃ。

でも、向き合うってどういうことだろう。

桃先輩の気持ちも、受け入れるってこと?

そ、それはまだ分からないけど…先輩を好きになりたいって、思った。

ピコンッーーー。

わっ、びっくりした。

………って、桃先輩から?

画面に映し出された【桃】という文字。

なんてタイミング………。あはは

今日はありがと。

赤って昼飯どこで食べてる?

お昼ご飯?

どうしてだろう。

不思議に思いながらも、返信を送る。

教室で友達と食べてます

お昼休みはいつも、黄くんと2人で食べてる。

嫌じゃなかったらなんだけどさ、明日から一緒に食べない?

……え?

屋上で。友達も一緒で構わないから。

ど、どうしよう…

ちょっと友達に聞いてみてもいいですか?

予想外のお誘いに、とりあえずそう返した。

黄くんは嫌だとは言わないだろうけど、聞かずに勝手に決めるのはダメだ。

不思議と、断るという選択肢はなかった。

急いで、黄くんにメッセージを送る。

黄くん、明日から桃先輩も一緒にご飯食べていい?

一瞬で既読になったかと思うと、瞬く間に返信がきた。

何それ!!全然オッケー!!

『ありがとう!』のスタンプを返し、また桃先輩のトーク画面に戻る。

『オッケー貰えました』と伝えると、『よかった』という返事がきた

それじゃあ昼休みに屋上集合でいい?

俺も一人友達連れてく

桃先輩の友達…どんな人だろ

分かりました!

楽しみにしてる

その一言に、胸がどきりと高鳴った。

桃先輩って、直球だなぁ。

ストレートに自分の感情を伝えてくる桃先輩に、この時からすでに振り回されていたと気づくのは、もう少し先のお話。

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コメント

13

ユーザー

ブクマ失礼します

ユーザー

ブクマ失礼します!!

ユーザー

まって、え、にやけがとまらん好きすぎる🥲🥲 直球の攻め好きっす、振り回される受け好きっすー!!😭 友達ってあの方ですよね、青色の彼ですよね!!!?😭♡ まじでりなちゃんの書くお話好きすぎた🤦🏻‍♀️♡

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