自分
自分
自分
自分
自分
自分
放課後。
昇降口を出ると、地面を打ちつけるほどの雨が視界に入った。
最悪だ。
今日、天気予報を見るのを忘れて傘を持ってきてなかった。
どうやって帰ろうか。
濡れて帰る?
そうすると、風邪を引いてしまうだろう。
止むまで待つ?
でも、この雨の量。
しばらく止みそうにない。
このとき僕はあたふたしていたのだろう。
その様子を彼は見ていたらしい。
桃
黄
彼は一学年上である桃先輩。
部活で一緒で内気な僕とよく会話をしてくれる優しい人だ。
だから、僕は桃先輩に惚れている。
桃
黄
桃
桃
すぐ僕の様子を理解した先輩。
黄
黄
黄
桃
黄
黄
桃
桃
黄
僕はそんな約束をしていない。
一緒に帰るって、先輩の傘の中に入れてもらうってこと?
僕なんかが入っていいのか。
そもそも好きな先輩と一緒に帰ってもいいのか。
頭が混乱している。
そんな僕をよそに、桃先輩は僕の腕を引っ張って傘の中に入れた。
桃
僕は先輩に甘えることにした。
帰りながら、先輩と他愛のない話をした。
僕にとっては幸せすぎる時間。
でも、先輩の近くにいることに気が引けてしまい、少し離れていた。
桃
黄
桃
黄
桃
ぐいっと肩を寄せられ、バランスを崩してしまった。
その勢いで、先輩の腕にしがみついてしまう。
黄
黄
桃
桃
黄
桃
今度は優しく腕を引き寄せて、
桃
黄
桃
そう耳元で囁いてきた。
恥ずかしさで顔が爆発しそうになる。
ちらっと先輩の顔を見ると、
少し顔が赤くなっていた気がした。
自分
自分
自分
自分
コメント
3件
ブクマ失礼します!あの、これって続きあるんですかね…?