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ぼく

ねぇ

ぼく

学校来ないの?

きみ

珍しいね

きみ

あなたが
そんなこと言うなんて

ぼく

そう?

きみ

うん

きみ

君らしくない

ぼく

確かに

ぼく

僕はこんなこと言わない

きみ

笑笑

きみ

ごめんね
学校には行けないんだ

ぼく

なんで?

ぼく

なんかあったの?

きみ

説明が出来ないな

きみ

難しくて

ぼく

そうなんだ

ぼく

僕は詮索しないよ
無理に話さなくてもいい

きみ

なんかいつものあなたと
違うね

きみ

そんなに優しかったっけ

きみ

少なくとも私には
伝わってなかったよ

ぼく

正直に言うね

きみ

やっぱり君はどこか違うね

きみ

私の周りの人と違う

ぼく

かもね

ぼく

僕もみんなと考えてること
違ってると思う

きみ

じゃあ

きみ

期待を乗っけて
今の心情を話そうかな

きみ

わかってくれると信じて

ぼく

おいおいプレッシャー
はんぱないの

きみ

圧力かけます

ぼく

うへぇ

きみ

正直言って

きみ

人と接することが
嫌いなんだよね

きみ

あ、君のことは
そうでもないよ

きみ

ただ、やっぱり私
人とズレてるから

きみ

一人でいることが
好きなのに友達はそれを
許さない

きみ

ていうか一人でいることを
周りは憐れみの目で
見るのが嫌で

きみ

自分の話ばっかりで
ごめんね

ぼく

いいよ

ぼく

思いっきり話していいよ

きみ

ありがとう

きみ

そんな感じで
だんだん人が怖くなって

きみ

自分も嫌になって

きみ

ついに溢れちゃった

ぼく

そっか

ぼく

我慢してたんだね

ぼく

君の気持ち凄くわかるよ

ぼく

僕もそんなことみたいなの
考えてるから

きみ

あらまー

ぼく

学校のようなところは

ぼく

人の考えを尊重するけど
知らないところで
踏みにじってる

ぼく

自由にしてくれない

ぼく

だから疲れるよね

ぼく

もしだけど

ぼく

辛かったら

ぼく

無理せず
自宅にいていいんだよ

ぼく

なんて
綺麗事しか言えないけど

きみ

綺麗事だって
私は嬉しかったよ

きみ

ありがとう

きみ

ちょっと癒されたかも

ぼく

いえーい

きみ

ほんとにありがとう

ぼく

そんなに言わなくても

ぼく

でも良かった

きみ

君のおかげで
明日から学校いこうって
思えてきた

きみ

ありがとう

ぼく

ぼく

行かなくていいんだよ

きみ

でも

ぼく

ぼく

辛いんだから
無理して行かなくていい

きみ

でも

ぼく

ぼく

また来ても無駄だよ

きみ

ぼく

最初は
好奇の目でみんな見るよ
来てくれて嬉しいとか
ちやほやされて
君もさぞかし嬉しいだろう

ぼく

でもそれは
単なる一時的な感情で

ぼく

どんどん君のことなんか
ただの友達に
なりさがるんだ

ぼく

で、見てくれないから
また君は人を嫌いになる
そして閉じこもる
自由にさせてくれないから…
ってね

ぼく

周りの人も
最初は君が休むことに
不安を覚えるけど
そんな感情なんてだんだん
消えてくんだよ

ぼく

いちいち
欠席した人のことなんて
考える暇なんてないからね

ぼく

それに
君と同じように
みんな馬が合わない人とは
次第に離れていくから

ぼく

人と違うから
嫌われる?

ぼく

そりゃそうだ

ぼく

今の人々は
人と違うことに
恐怖するからね
誰もが同じでいたがる

ぼく

ていうか
そういう環境に
なりつつあるんだ

ぼく

だから違う人は
置いていかれるんだよ

きみ

まってよ

きみ

急に怖いよ

ぼく

怖い?

ぼく

人間っていうのは
そういうものだし

ぼく

それに

ぼく

だいたい君の
承認欲求には
愛想尽かすよ

ぼく

誰かに見てもらわなければ
すぐに休む

ぼく

自分は違うから
みんなに迷惑かけてる
そうじゃなくて
君はただ「求められたい」
だけだろう?

ぼく

一人でいる自分なんて好きでもないくせに

ぼく

人が嫌いじゃなくて
君を見てくれない人が
嫌いなんだろう?

ぼく

だから
不登校になって
注目を集めようとしたんだ

ぼく

なんなら来なくて十分
みんなそんなに
君のことなんか
必要としてないし

ぼく

今もクラスは成り立ってる

ぼく

そのまま
家でだらだらしててどうぞ

ぼく

僕たちは学校いって
ちゃんとした大人に
なるから

ぼく

中卒とか未来ないね

きみ

ぼく

もう僕
君に興味ないから

ぼく

ばいばい

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