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コメント
12件
くるみ お楽しみに💗←
嘘コク系かぁー、、、
期待してます♡♡←
ゆうか
高橋恭平
高橋恭平
ゆうか
高橋恭平
ゆうか
夏休みも目の前、と追ってきた。
さすがに7月の半ば。
耐えられないほど暑くなってきて
近くのコンビニや店が恋しくなる。
ゆうか
ゆうか
高橋恭平
ゆうか
いつもの登校通路。
高橋と並んで話して。
学校に着けばまた高橋と過ごす時間がやってくる。
そう思っていた矢先だった。
ゆうか
ゆうか
高橋恭平
高橋を追い抜かした高身長の男の子。
セットされたその髪が揺れ
鞄をきゅっと持っている。
私たちと同じ制服。
それは見覚えのある姿で。
……嫌なくらい記憶に残る"あいつ"で。
私が青春を嫌いになった理由の"あいつ"。
高橋恭平
高橋恭平
ゆうか
"あいつ"の名前を呼ぶのがそんなに嫌だったのか。
または恐怖のせいなのか。
声が掠れ、
一生呼ばないと思っていた
"あいつ"の名前が
ハッキリ口に出せない
どく、どく
心臓の音は加速するばかり。
高橋は私の異変を感じたのか
周りを警戒した。
高橋恭平
高橋恭平
ゆうか
高橋恭平
ゆうか
高橋恭平
高橋は私の腕を引くと
早めに歩き出した。
高橋に引っ張れられながら考えた。
"あいつ"は確かにうちの学校の制服を着てた。
……ってことは転校してきた?
だと、したら。
"___はぁ?好きなんて嘘に決まってるやん"
頭を抱えた。
あの時味わった、
嫌な思い出、嫌な言葉
""嫌な声""
"__お前が俺と釣り合うはず無いやろ?"
そう言って笑った、
"あいつ"の顔が。
走馬灯のように。