この作品はいかがでしたか?
250
この作品はいかがでしたか?
250
コメント
19件
ん!? なこまみぃぃぃぃぃ!? フォローする
ゴマちゃん 高橋恭平よ。 気付け。←誰?
本編の前にお知らせです。
もしかしたら、
あなたの自担が、
悪役になるかもしれません。
嫌な方は、
Uターンしてください🙇💦💦
なんとか学校につくと、
高橋は心配そうに、
"保健室いく?"
なんて見えない尻尾が垂れ下がってて。
私は、
"そこまで重症じゃない"
と、答えると
心配そうに
"そっか"
と頷いた。
……"あいつ"。
"あいつ"がこの学校の何処かにいる
会いたくない、
でも、
過ごしていくなかで、
会わないということは、
まず無理だ。
移動教室、
廊下でばったり会うかもしれない
もしかしたら、
振り向いた先に"あいつ"が居るかもしれない。
……忘れたかったのに
あの事全部
忘れたかったのに。
なかなかそうさせてくれないのは何故だろう。
高橋と教室に向かうと
珍しくクーラーがついていた教室。
一歩目から涼しくて、
快適だと高橋と目を合わせた。
窓側までいって
席に座る。
高橋は
"んー"
と、伸びをすると
すぐに寝る姿勢に。
ゆうか
"わーってる"
そう言いながら
秒で眠りについた高橋。
まぁ、いいや。
そう思って窓の外をボーッと見ていると、
本鈴が鳴る数分前、
先生はいつもより早く入ってきた。
そのせいか、
皆椅子の音をならしながら席につく。
私も前を向き、
先生が教卓に立って話始めるのを待っていた。
先生
先生
先生
先生
ゆうか
ドアを開けて出てきたのは、
間違いなく朝見た、
"あいつ"
……駿佑だった。
駿佑は先生に並ぶと、
"今日から宜しく!!!"
と、少しなまった感じで言った。
どく、どく
朝と同じ、
嫌な心臓の音が私を包む。
さっき思い出した
記憶全てが
今の現実から目を背けようと閉じた瞼に張り付いてくる。
"かっこいいね!!駿佑くん!"
"恭平くんのファンから駿佑くんのファンになっちゃいそう!"
……なんで
なんでこうなるの?
先生
先生
先生
道枝駿佑
一瞬にやっとしたその口。
昔から変わらない。
女を見下したような目
道枝駿佑
道枝駿佑
やめて。
来ないで。
道枝駿佑
道枝駿佑
その大っ嫌いな声で呼ばないで。