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教室が騒がしくなってきた

まだ太陽は少し顔を上げただけで見える 高さにある

今日、数学の授業で当てられるかもな

そんなふうに宛もなく考え事をしていた

きっと、今、話しかけられても

反応は遅くなってしまうだろうな

虎真  トラマ

……………

燈和  ヒヨリ

………あ

俺の視界の先に

ジッと俺を見る人がいた

虎真  トラマ

……?どうし______

燈和  ヒヨリ

…………お、おはよっ…!

彼女から話しかけられたのは

席替えをして隣の席になった

初日以来だった

緊張しているのか?

声が少し裏返っていて

しかも頬が赤い気がした

虎真  トラマ

あぁ…?おはよ……?

クラスの女子の中でも

あまり目立つ行動はしないが

陽キャと言われれば納得は できるぐらいの

元気で、はつらつとした性格の女の子だ

燈和  ヒヨリ

ごめん、急に、なんか挨拶したくなっちゃった……!(ニコッ

虎真  トラマ

っ…!

その笑顔に目を奪われた

目を離したくないと思ってしまった

"挨拶したくなった"

って、なんだよそんな訳…

虎真  トラマ

……いや、全然良いんだけど……

燈和  ヒヨリ

良かった……

彼女のすべての仕草に

惹きつけられる

燈和  ヒヨリ

そういえば、数学の宿題!見せてくれないかな………?

宿題ぐらい言われなくても貸すのに

虎真  トラマ

うん、いいよ、

燈和  ヒヨリ

ほんとっ!ありがと!

燈和  ヒヨリ

えっと……

虎真  トラマ

なに、どうした…?

燈和  ヒヨリ

……あの、数学わかんなくて…教えてくれない……?…かな?

頼ってくれるのが素直に嬉しい

虎真  トラマ

全然いいよ

虎真  トラマ

説明下手だけどそれでもいい?

燈和  ヒヨリ

うんっ!

燈和  ヒヨリ

ありがと!

もっと、もっと君のことを知りたい

君の全てを知りたい

なんて、思ったら駄目だよな……

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