/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
2年3組の教室
ななも💜
……はぁ
俺はななもり。友達っていうか、同じユニットをやってるジェルくんに恋してしまってる。
ジェ💗
なーくん！どうしたん？
バッと、俺に抱きついてくる… 人懐っこいところ。
ななも💜
あ、ごめんっ！ジェルくん、俺のメガネとってくれる？
ジェ💗
ん？いーよ！！
頼めば何でもしてくれる、心の優しいところ。
ななも💜
ありがと……。
ジェ💗
ん！
ニコニコと、優しい笑顔を常に顔に張りつけてるところ。
ななも💜
はは……ホント俺、陰キャだな…。
ジェ💗
そんな事ないよ！！
クラスで浮いてた陰キャの俺に、 明るく話しかけてくれたところ。
もう、君が好きなところ数えてたらキリがない……。
ななも💜
…好きﾎﾞｿ
ジェ💗
ん？何て？
ななも💜
ふふ、いや何でも？
ジェ💗
ふーん？
だから
ななも💜
ッ！！？
だから
ジェ💗
！？なーくん！？発作！？
ななも💜
あ…が…ッグッ…！！
この幸せが、ずっと続けば良かったのに。
病室
ジェ💗
ごめん…なーくん…。
わからなかった、俺のせいだ。
いっぱいいっぱい幸せな気持ちにしてくれたのに…ごめん、なーくん…！
病気を患っていたなんて、知らなかった。そんな素振り、見せなかった。
ジェ💗
……ごめん…ッ！！
ぼろぼろと、涙が覆った手のひらから零れ落ちる。
ジェ💗
ごめん…気づかなくてごめん。好きって言えなくてごめん。ごめん…！！
好きだったのに言えなかった。 ひかれるのが怖くて、言えなかった。
ジェ💗
ごめん…！！大好き、超好き。すとぷりの誰よりも好きだった。大好き…！
ジェ💗
だからお願い、お願い…ッ！目、覚ましてや…！！
なーくんのお墓の前
ジェ💗
…なーくん？聞こえてるか？
ななも💜
（うん、聞こえてる…）
ジェ💗
あの日、俺…なーくん亡くなって、凄く泣きじゃくった日。
ジェ💗
今でもしっかり覚えてる。
ななも💜
（俺もだよ。好きって気持ち…伝えられなくて、ごめんね…）
ジェ💗
……俺、なーくんのことが好き。大好きだった…。
ななも💜
（俺も。大好き……まだ、死にたくなかった…）
ジェ💗
俺、頑張るから！なーくんも、天国で見守ってくれよ！
ななも💜
（…うん。みんなの事、ずっと…見守ってるから…。）
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
