短 編 集 。

桃赤

ご本人様とは一切関係ありません

桃モブあります

さとみ「今日ころんと飲むから遅くなる」

1人の部屋にピコンと鳴った通知音

嫌な知らせが届いたものだ

昨日だって2人で飲んでたんでしょう？

もう、どうなっても看病してあげないんだから。

「わかった」りいぬ

かわいい彼女をほっといて

許してなんてあげない。

ガチャッ

問いかけられた質問に

「はい」とも「いいえ」とも言えなかった

ほら、さとみくん起きて

なんて、ドアにぐったりと寄りかかっている彼を揺さぶる

と、

俺にだけ聞こえるようにそう呟いて

一緒に来た女と話し出した

いたたまれなくて

そこまで言わなくてもいいじゃん

なんて言おうとしたけれど、

怒られそうで

嫌われそうで

とても言えなかった

そんなことないよ

だって俺は 君の彼女でしょ？

やだよう、そんなの

「マジで使えない」

知ってるよ、そんなこと

わかってるもん

泣き虫で使えなくて

さとみくんに釣り合うわけないって、

俺は泣きながら

大雨の夜中に 飛び出した

…って、出てきたものはいいものの

最悪だ 何も持ってきてない

今更帰るのもおれがダメ

強い雨があたってすごい痛い

人目につかない所ないかな、ジロジロ見られて視線がイタイ

家から少し離れているけれど、ちょうどいいだろう

追いかけてくる気配もないし、

お、屋根もあって寝れそうかな

服ずぶ濡れで気持ち悪い、…

風邪引いちゃうかな

ゆっくり 目を瞑った

「起きてください」

「職務質問、させて頂きますよ！」

その後 玄関で泣き続ける俺を

ずっと抱きしめてくれていた

そう言ってるぅとくんは

俺の事をもう一度抱きしめて 背中をトントン、と

優しくしてくれた

っあれ、、俺の家？

「なんで？」なんて思うが

強く握られている手を見て直ぐに解決出来た

彼の目元が少し赤い 泣いてたの？

彼がゆっくりと顔を上げるとパッチリと目が合って

それから何か言いたそうに、口をハクハクさせたけれど

何も言葉が出てこなくて 涙目になりながら俺に抱きついてきた

ビー玉みたいに綺麗な泣をポロポロ流しながら顔をあげてくれる

なんか、かわいい

オワレ(^^)👍🏻

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