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2年前
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
あの時は、幸せだったなぁ…
しょうもないことで笑いあったり、
さとみくんにめちゃくちゃに犯されたり、
俺の作った不恰好なチョコを全部食べて、ひまわりのような笑顔で、「美味しいよ」、と言ってくれたり。
あの頃は、毎日が幸せだった。
でも、今は___。
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
バタンッ
前は、どんなに疲れてても、俺の料理を楽しみにしてくれてたのに。
赤
食べる気になれないな。
赤
別の日
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
頑張って選んだのになぁ…
次の日も、その次の日も、ずっと、
さとみくんは冷たいままだった。
ある日から毎日、俺は血を吐いた。
でも、自分のことなんてどうでもよかった。
毎日毎日、さとみくんのことだけを考えていた。
半年後
ついに俺の体は限界を迎えた。
道でたまたまジェルくんに会い、安心したのだろうか。
俺は膝から崩れ落ちて、そのまま意識を失った。
桃
俺は今、全速力でいちご病院に向かっている。
ジェルから、莉犬が倒れたと聞いた。
きっと莉犬は、ジェルに俺のことを相談していたのだろう。
電話越しに、ジェルに、震える声で「お前のせいや」と言われた。
桃
目の前が涙で滲んでいく。
泣いちゃダメだ。今1番泣きたいのは莉犬だ…!
ガラガラッ!
桃
勢いよく病室の扉を開けると、たくさんのチューブに繋がれた莉犬がいた。
小さな体で、たくさんの機械に囲まれて。
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
バタン
桃
俺は莉犬のベットの横にぺたんと座り、莉犬の手を握った。
桃
この病室に来る前、医者から原因を聞いた。
一つ目は、栄養失調。
二つ目は、ストレス。
三つ目は、『死にたい』という頭の隅の感情。
全部、俺のせいだ。
俺がもう一度莉犬の手に力を込めたとき、小さな手が、ぴくりと動いた。
桃
桃
赤
俺がうっすらと目を開けると、目を真っ赤に晴らして泣いているさとちゃんがいた。
赤
桃
赤
言われるとは思ってもみなかったその言葉に、思わず間抜けな声が出た。
桃
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
ぎゅうっ…
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
さとちゃんは俺から離れて、俺の肩をがっちり掴んだ。
桃
桃
さとちゃんは今までにないほど真剣な目で、そう言った。
赤
数年後
桃
桃
赤
俺は今、さとみくんとイルミネーションに来ている。
連れて行きたい場所がある、と言われてついてきた。
しばらくイルミネーションに見惚れていると、肩を軽く叩かれた。
赤
振り向くと、さとみくんはひざまずいていて___。
桃
桃
結婚してください。
赤
桃
赤
桃
赤
桃
さとちゃんは立ち上がり、腕を広げた。
迷わず俺はさとちゃんの胸の中に飛び込んだ。
桃
桃
赤
end